今年のF1はドライバー、コンストラクターズともに激しいデッドヒートを繰り広げ、近年まれに見る盛り上がりを見せているけど、ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)の引退表明や、タイヤを供給していたミシュランも今季限りで撤退するなど、さびしい話もちらほら。“世代交代”はさまざまな面で行われそうなのだ。日本グランプリ(GP)を20年間支えてきた鈴鹿サーキットでの開催が今季で最後になったのもその1つ。来季から富士スピードウェイに交代する背景や鈴鹿サーキットの課題を、中日新聞が探っているのだ。 今年の日本GPは、激しいタイトル争いや「最後の鈴鹿」を受けて、フリー走行、公式予選、決勝が行われた10月6〜8日の3日間でのべ36万1000人が来場。日本でのF1人気が絶頂だった1994年の記録を抜いて、過去最多となった。「F1=鈴鹿」の図式が20年間も成り立っていたため、今回の来場者のなかにも「なぜ鈴鹿から