首都圏で1月28日からスタートしたモバイルSuicaが好調だ。サービス開始から2週間弱の2月10日の段階で、モバイルSuica会員数が2万人を突破したというニュースが報じられたが(2月10日の記事参照)、その後も会員数は順調に伸びているようだ。先週お会いしたあるJR関係者の話によると、すでに会員数は6万人を超えているという。既報の通り、現在のモバイルSuicaは利用に際してのハードルが高く、登録作業なども面倒だ(1月28日の記事参照)。それでも開始後1カ月未満でこの伸びというのは、ユーザーの潜在ニーズがいかに高かったかが分かる。 ユーザーの不満が集まっている「VIEWカードしか使えない」という点も、JR東日本にとっては短期的なメリットになっている。これまでのVIEWカードは「大人の休日倶楽部」カードが象徴するように、会員の平均年齢が高めだった。しかし、モバイルSuicaのような携帯電話の最