竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』が受賞。 第28回サントリー学芸賞 asahi.com:サントリー学芸賞に7氏 第28回 サントリー学芸賞の決定 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』発売後の主な書評 紙屋研究所 - 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 伊藤剛のトカトントニズム - 買ってきました、竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 漫棚通信ブログ版: 悲しい本「手塚治虫=ストーリーマンガの起源」 白拍子なんとなく夜話 - 竹内一郎「手塚治虫=ストーリーマンガの起源」感想 asahi.com:手塚治虫=ストーリーマンガの起源 著・竹内一郎 評者・中条省平 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞受賞決定後の主な反応 宮本大人のミヤモメモ - サントリー学芸賞はその歴史に大きな汚点を残した 夏目房之介の「で?」 - 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源
竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞に関して、まず批判的な反応がマンガ論系ブログで始まり、その後けっこう「ある種の反響」というか、どっちかつうと「盛り上がってるみたいだぜ」的な「盛り上がり」のようなものになりつつあります。 でも、これもブログの特徴のひとつでしょうが、最初の反応に反応している二次的な反応群は、ほとんどが『手塚~起源』を読んでない人だったりします。そもそもが「お気楽」なブログなわけだから、別に当該の本を読んでなかったら書いちゃいけないとかって話じゃないですが、最初の反応と二次的反応のあいだには、マンガを考えたりする上での「切実さ」に大きな距離があります。 くりかえしますが、それが「悪い」わけではない。が、 この受賞問題がブログで「問題」化する事態に対しては、いくつか基礎的に考えておいたほうがいい事柄があるように思います。 ブログというのは(A)「
竹内一郎氏が『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞を受賞した件について、緊急声明的に問題提起を行なったところ、予想以上に大きな反響をいただき、また、多くの有力な援護射撃をいただくことができ、心強く感じました。マンガ論の蓄積が今、どの程度の地力を持ちえているのかを確認する機会を提供してくれたという点では、竹内氏とサントリー学芸賞の選考委員諸氏にも、お礼を言うべきなのかもしれません。 さて、この件がどのような意味で「問題」なのかについては、すでにさまざまな形で上に触れた有力な援護射撃の中で指摘されていますが、今一度、私なりにまとめておきたいと思います。 まず、大きく分けて、二つの問題があります。 ①この著書そのものの質の問題。 ②この著書がサントリー学芸賞を受賞してしまったことの問題。 ①については、すでにこの著書が刊行された時点で、「漫棚通信」、「紙屋研究所」、「白拍子なんと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く