菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、ロシア外務省が、ユネスコ=国連教育科学文化機関の「記憶遺産」に、いわゆるシベリア抑留などに関する資料の登録を申請した日本の対応を批判していることについて、『政治的な登録申請』という指摘は当たらないとして、日本の立場を説明し理解を求めていく考えを示しました。 これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「舞鶴市の姉妹都市であるロシアのナホトカ市の理解と協力を得て、日本ユネスコ国内委員会から推薦されたものであって、『政治的な登録申請』という指摘は全く当たらない」と述べました。 そのうえで、菅官房長官は「申請に先だって、舞鶴市関係者から在大阪のロシア総領事を通じて、申請の経緯や趣旨をロシア側に説明済みで、ロシア側も事前に承知をしている。ロシア側に対して日本の立場を説明し、『今の指摘は当たらない』と説明していきたい」と述べ、理解を求めていく考えを示しました。