(前回から読む) 池上:ここまでの本川先生のお話によると、化学や物理学といった自然科学は理論に走り過ぎ、国語の世界は文学性やイメージに走り過ぎるきらいがあり、現実の世界からどちらも遊離してしまう、頭でっかちな「脳みそ至上主義」に陥りがちになる、とのことでした。 さて、そこで東京工業大学における「教養」の再生について話を進めたいと思います。本川先生のお話をお聴きすると、東工大の理系エリートの学生たちこそ、理系と文系の要素、論理とイメージの要素、両方を併せ持つ生物学をもっともっと学ぶべきでは、と思うのですが……。 本川 達雄(もとかわ・たつお) 生物学者。1948年生。東京大学理学部生物学科卒業。東京大学助手、琉球大学助教授を経て、1991年より東京工業大学教授。生命理工学研究科所属。ナマコやウニの研究をしている。著書に『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書)、『生物学的文明論』(新潮新書)、『
本川 達雄(もとかわ・たつお) 生物学者。1948年生。東京大学理学部生物学科卒業。東京大学助手、琉球大学助教授を経て、1991年より東京工業大学教授。生命理工学研究科所属。ナマコやウニの研究をしている。著書に『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書)、『生物学的文明論』(新潮新書)、『「長生き」が地球を滅ぼす』(文芸社文庫)、『サンゴとサンゴ礁のはなし』(中公新書)、『ナマコガイドブック』(共著、阪急コミュニケーションズ)、『ウニ学』(東海大学出版会)など。歌う生物学者としても知られ、CDや、CD付き受験参考書『歌う生物学 必修編』(阪急コミュニケーションズ)もある。ホームページはこちら (写真:大槻 純一、以下同) 本川:私が研究しているイタボヤというホヤの仲間がいます。食用にするホヤは1つの個体が単独生活していますが、イタボヤは、体の一部から芽が出て、新たな個体ができてくる。つまりクロー
Togetter - まとめ「ピクシブ腐問題を受けてナマモノ腐者からのひとりごと」を読んでて、本題とはちょっと違うところでびっくりすることがあったので、以下引用。強調は引用者によります。 「何故腐ネタが叩かれるのか」を考えるのも大事ですが、「何故、腐ネタを描く人の多くがそれを隠したがるのか」を考えるのも大事なのではないでしょうか。「攻撃される」=「それを不快に思い傷つく人がいる」という事ではないでしょうか。最近は同性愛への理解も深まり性の自由に肯定的な人も増えてきましたが、生物学的に不自然な性行動に対する嫌悪感は生理的なものです。 皆さんおっしゃるように、これはとても…とてもデリケートな話だと思うのですよ。 chun_tanaka 2010-04-20 18:00:35 えええええー。「生物学的に不自然」って、どこの惑星の生物学ですかそりゃ。 と思ったら、同じ方の発言に、 なぜ私がこんなに
やさしいバイオテクノロジーというブログがある。私は前に何度か読んだことがあって、ニセ科学批判、とりわけ「酵素栄養学」批判は勉強になった。「天然信仰」についての記事でも共感する部分はある。しかしながら、久しぶりに覗いてみたら違和感を禁じ得ない古いエントリーを見つけてしまった。それは日本の皇位継承問題についてのエントリーだった。 天皇家の存続が心配されています。2006年9月、秋篠宮ご誕生以来41年ぶりに秋篠宮家に男児が誕生しましたが、それでも皇統が細いのは確かです。 (中略) 議論になったのは2点で、女帝と女系です。 女帝にかんしては過去に推古天皇や持統天皇などの例があり、多くの世論調査等でも異論がないため、問題なくクリアされるでしょう。 問題は女系です。 過去に女帝は10代6方いたが、いずれも男系の女性天皇であり、神武天皇以来男系は維持されています。 (引用元: http://yoshib
ライフサイエンスこの間、『世界まる見え』の特番で精子の競争について放送していたけど、それを紹介したブログで、(最近の研究で、精子は卵子の存在をある匂い(スズランのような香り)で感知してることがわかっている*1) *1:何故そんなことがわかったかというと、女性生物学者が自ら実験台となり、性行為の直後に精子のたまった卵管を切除する手術を行ったから。知られざる精子の世界 - 嗚呼、テレ日トシネマ−雑記−というすごいことが書かれてた。女性生物学者が実験台になったところで精子がスズランの香りで感知していることはわからないような気もするけど、何か方法があるのかもしれない。 ネットでちょこちょこ調べるとおそらく論文はこれか、これをふまえた続報の論文だと思う。精子がクンクンする論文Identification of a Testicular Odorant Receptor Mediating Human
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く