宿の玄関。ちょっと神経質な宿の外猫。流石は「猫使い」のオリンピック強化選手級の末っ子。どんなに触りたくても猫の近くにどっかり腰を下ろして,彼が近づくまで待っている。他の二人も,目線を適当にごまかして、ゆっくり様子を見ている。これ教えたわけではないのだが、猫馬鹿は猫に許されて、猫に好かれてなんぼ。無理に触って触れたとしても一銭の価値もない。これぞ「猫道」〜なーんてのは,馬鹿親父の後付け。 長男は、帰る日の最後はこの猫を腕に抱きかかえていた。 チーはとてもユニークな猫で,ここ海岸近くまでやってくるシカと,馴染みになって一緒に遊んだりしている。