2014年12月1日のブックマーク (3件)

  • 偏見と闘う介護者たち---『認知症の「真実」』著・東田勉(東田 勉)

    講談社現代新書の編集部から『認知症の「真実」』のゲラが届いたのは、9月下旬のことだった。そこから私の「取材先行脚」が始まった。話を聞いて書かせていただいた方々に再度お目にかかり、ゲラを見ていただいて、表現に不都合がないか聞いて歩くのだ。 ある編集者から「そんなことをしているのですか」と驚かれたが、これには介護をめぐる特有の事情がある。私がこので紹介した介護家族は12人ほど。その中でも、認知症になった家族の顚末を包み隠さず話してくださった実名の介護家族に、私はどうしてもゲラを見てもらいたかった。それは、認知症の介護を公表している人たちが、世間の偏見にさらされているからだ。 このには、認知症に関する最新の知見をすべて盛り込んだ。取材対象には、認知症治療の第一線で活躍する医療従事者や介護従事者が何人も含まれている。それらの人々に、ゲラを見せに行くようなことはしない。専門家の場合は、その人の意

    偏見と闘う介護者たち---『認知症の「真実」』著・東田勉(東田 勉)
  • 中国が初めて世界に問う世界戦略「一帯一路」 南シナ海で我が物顔の中国にASEAN諸国は追随するのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    2014年10月の「18期4中全会」を無事に終え、11月に北京でAPEC首脳会議を主宰した習近平主席は、かつて鄧小平が「改革開放の総設計師」と呼ばれたことに倣い、「改革開放の新設計師」にまで祭り上げられた。「人民日報」(11月13日付)が「改革開放の新設計師」という名称を習近平主席に冠したのである。まさに習近平主席への権威付けは「鄧小平並み」になってきたということだろうか。 実は、筆者は中国友人から9月の段階で「新設計師」の話を聞いていた。ということは、おそらく中国の内部で、夏辺りから習近平主席に対する「新設計師」の称号は練られていたのだろう。はたしてこの称号が定着するかどうか注目したい。 中国をユーラシアにおける経済発展の中心に ところで、習近平主席は10月11日、APEC非公式首脳会談で演説し、「(近隣諸国との)相互接続(connectivity)の協力は中国のシルクロード経済ベルト

    中国が初めて世界に問う世界戦略「一帯一路」 南シナ海で我が物顔の中国にASEAN諸国は追随するのか? | JBpress (ジェイビープレス)
  • なぜ、日本の技術者たちは「iPhone」を作れないのか?――技術者発想を断ち切るマーケティング

    現代における多くのイノベーションは、技術進化そのものではなく、まったく異なる発想から創出されている。iPhoneiPadが出現したとき、多くの技術者は「何も新しい技術はない。自分でも作れる」と豪語した。しかし、多くの技術者は、生活者を感動させ、一大市場を開拓したiPhoneiPadを創造できなかったのである。その背後にある理由は、まさに技術者発想から抜け出せないでいることにある。東京理科大学専門職大学院の教授陣が現代の喫緊のテーマを解説する「Lecture Theater2014」の第2回目は、MOT(技術経営専攻)の徳重桃子教授が、技術者のためのマーケティング発想の身につけ方を伝授する。 レモネードの販売実験が教える 「ベネフィット」という発想の重要さ 「技術者のための、技術者発想を断ち切るマーケティング」と、大上段なタイトルをつけてしまいましたが、まずは「レモネード」の話から始めま

    なぜ、日本の技術者たちは「iPhone」を作れないのか?――技術者発想を断ち切るマーケティング