中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 世の中には「勉強会」と称せられるものが無数にあります。いわゆる「読書会」や「研究会」なども含めれば、その数は、さらに多くなるでしょう。 さしずめ、ここでは「勉強会」を 有志によって立ち上げられた「非公式な学びの場」 とゆるくゆるく定義しておきましょう。 ところで、勉強会は「学びの場」なのですから、当然、そこに集う人々は「学ぶ」のですけれども、そこには、「一部の人々」が感覚的に知っている「仮説」というのがございます。 それは 「他人のつくった勉強会」に「お客さん」として参加して学ぶよりも 「自ら勉強会をつくって学ぶこと」の方がメリットは大きい ということです。 別の言葉で申し上げるのだとするならば、 「勉強会で学ぶ客