「本のタイトルってどうやってつけるの?」 書籍編集の仕事をしているとよくいただく質問です。先日、毎年恒例のビジネス書大賞の記念イベントに行ってきましたが、そこでも今年の受賞作品はいずれもタイトルのインパクトが強かったせいもあって――『統計学は最強の学問である』『嫌われる勇気』『伝え方が9割』『経営戦略全史』――タイトルの由来に関する話題で盛り上がりました。 ビジネス書の場合は、「いくつもある候補のなかからぎりぎりまで考えて最後の瞬間にコレだというものを選ぶ」というパターンがけっこう多いようです。便宜上つけた仮タイトルが使っているうちに馴染んできて、そのまま本タイトルになるという場合もありますが、私自身の手がける本では、「仮タイトルそのまま」はそれほど多くはありません。 今回とりあげる『年収は「住むところ」で決まる』という本は、私がこれまで50冊以上本をつくってきたなかで、タイトルに対するイ
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