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ブックマーク / gendai.media (67)

  • 漫画『将太の寿司』に感動して来日…韓国人青年が「ミシュラン1つ星」を獲得するまで(芹澤 健介) @gendai_biz

    独立してわずか1年で「ミシュランガイド東京2021」の1つ星に輝いた鮨店がある。店主が韓国出身ということでも話題をさらったその店は、2022年度版においても星を獲得。鮨職人としての実力を証明し、いまでは予約困難な超人気店となっている。店主はどういう経緯で鮨職人を目指したのか、そして今、どんな想いで鮨を握り続けるのか。ボーダーレス化が進む鮨業界の最前線を追うーー。(文:芹澤健介/写真:藤牧徹也) 漫画の主人公が羨ましいと思った 東京・麻布十番。通たちが集う街の静かな路地に、その店「すし家 祥太」はある。白木のカウンターが凛とした雰囲気を醸し、ツケ場正面には北大路魯山人作の静物画と器が飾られている。 「オープンしたのは2019年の11月23日。ですから、もう2年とちょっと経ちましたが、すぐにコロナが流行りだしたので、まだ親も呼べてないんですよ」 流暢に日語を操る彼の名はムン・ギョンハンとい

    漫画『将太の寿司』に感動して来日…韓国人青年が「ミシュラン1つ星」を獲得するまで(芹澤 健介) @gendai_biz
  • 全ロシア将校協会が「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない(北野 幸伯) @gendai_biz

    ロシア将校協会が「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない 破滅的な侵攻を回避できるか 世界の目は現在、ロシアウクライナに注がれている。 10万人規模のロシア軍が、昨年11月からウクライナの東部国境付近にとどまっている。ウクライナの北の隣国ベラルーシでは現在、ロシア軍とベラルーシ軍の合同軍事演習が行われている。南を見ると、黒海にロシア艦隊が展開している。 ロシア軍は、ウクライナを北南東、三方から包囲し、侵攻の準備が完了しつつあるように見える。 プーチンの要求は、「ウクライナNATOに加盟させない法的保証」だ。米国もNATOも、「この要求を受け入れることはできない」とロシア側に回答した。しかし、その後も侵攻回避のための交渉が続けられている。 そんな中、ロシアでは、将校をまとめる団体、「全ロシア将校協会」が「プーチン辞任」を求める公開書簡を発表したーー。 大軍を展

    全ロシア将校協会が「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない(北野 幸伯) @gendai_biz
  • 日本の五輪の「開会式と閉会式」が「こっぱずかしくて退屈」なワケ(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    長野オリンピックを覚えているか 長野オリンピックについて、みんな忘れてしまっているのだろうか。 1964年の東京オリンピックについては、今回のオリンピックとの連関でときどき触れられるが、その34年後に開かれた長野オリンピックについて語られるのをあまり聞かない。 長野オリンピックが開かれたのは、1998年の2月のことである。 いまから23年前だ。微妙に遠い。 あまりみんな、覚えていないようだ。 冬季五輪史上かつてない「日の金メダル5」という大会で、その期間中はかなり盛り上がっていたのだが、あまり振り返られることがない。 私は、何度も長野まで出向いて競技を観戦していたし、それを雑誌の記事に書いてもいたので、かなり鮮明に記憶している。 吹雪に近い会場で見た「団体ジャンプの金メダル」がもっとも印象深いが、また「開会式も閉会式もおそろしく間延びして、おそろしく退屈だった」というマイナスの印象も強い

    日本の五輪の「開会式と閉会式」が「こっぱずかしくて退屈」なワケ(堀井 憲一郎) @gendai_biz
  • 稲本に続き今野も! まさにリアル“キャプテン翼”の南葛SCが「大物」を次々と呼べたワケ(大島 和人) @gendai_biz

    “キャプテン翼級”の衝撃 東京都葛飾区で活動するサッカークラブが、現実世界で“キャプテン翼級”の衝撃を巻き起こしている。南葛SCは世界的な人気を誇る名作『キャプテン翼』に登場するチームだが、同時に作者の高橋陽一氏が代表を務める実在のチームでもある。J1からJ2、J3、JFL……と数えて5部に相当する関東1部リーグに、昨年12月昇格を果たし、今季はJFL昇格を目指して戦う。 南葛SCはこのオフに“5部離れ”した補強をはかり、稲潤一や今野泰幸などのビッグネームを獲得した。稲は42歳、今野は39歳のベテランだが、オリンピックとワールドカップのピッチに立った掛け値なしの一流選手。代表キャップ数は稲が83試合(歴代15位)、今野は93試合(歴代12位)で、いずれも日本代表における主力ボランチだった。

    稲本に続き今野も! まさにリアル“キャプテン翼”の南葛SCが「大物」を次々と呼べたワケ(大島 和人) @gendai_biz
  • 『日本沈没』昭和版・平成版・令和版、それぞれに映し出された「圧倒的な時代の空気」(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    昭和、平成、令和、それぞれの「日沈没」 TBSドラマ『日沈没―希望のひと−』の最終話は2時間だった。 次週12月19日まで引っ張ると、漫才コンテストと時間が重複するので避けたのかもしれない。 およそ2話ぶんの長さになっていた。パンデミックが起こるのは最終話前のぶんだったのだろう。最後の最後は意外な結末だった。 『日沈没』の原作は1973年に発表され、同年に映画化され、翌年には連続ドラマになっている。 また2006年には草なぎ剛主演で再び映画化されている。 1973年のもの、2006年のもの、それと今回の2021年のもの、つまり昭和ものと、平成ものと、令和ものに分けられるのだ。 映像化されたものは、それぞれ結末が違う(以下、すべての『日沈没』の詳細をネタバレしています)。 小説『日沈没』は日列島がまるごと海に沈没してしまう物語である。 昭和の映像化(1973年の映画、1974年の

    『日本沈没』昭和版・平成版・令和版、それぞれに映し出された「圧倒的な時代の空気」(堀井 憲一郎) @gendai_biz
  • ミュージカルオタクが振り返る、神田沙也加さんが「松田聖子の娘」を超えた瞬間(長谷川 あや)

    絵に描いたような冬晴れの日曜の朝、神田沙也加さんの訃報を知った。その前日、演劇関連のライター仲間からのLINEで、神田さんが『マイ・フェア・レディ』の札幌公演を休演し、朝夏まなとさんのチームが代役に立ったことは知っていたが、こんなことになっていたなんて。時が止まったかのような衝撃を受けながらも、私は劇場に行く身支度をする。彼女がいなくなった世界でも、日のさまざまな場所で、当たり前のようにミュージカル興行の幕が上がる。いや、決して当たり前じゃない。昨年来のコロナ禍で、ひとつの舞台が上演されるのは奇跡のようなものだと私たちは思い知った。 私は神田さんのファンだったわけではない。しかし、大のミュージカルファンということもあり、初舞台を含め彼女の出演作は何作か見ている。ミュージカルの舞台上での彼女は、ありきたりの言葉で恐縮だが、眩しいばかりに輝いていた。とても素敵な俳優だった。そして、それ以上の

    ミュージカルオタクが振り返る、神田沙也加さんが「松田聖子の娘」を超えた瞬間(長谷川 あや)
  • 「なるべく感情を使いたくない」映画やドラマを「倍速視聴」する大学生の本音(稲田 豊史) @gendai_biz

    大学生の中でも「分断」がある 2021年12月2日、筆者は青山学院大学の授業「多様化するメディア」(担当:久保田進彦教授)のゲスト講師として、「映像作品の倍速視聴・10秒飛ばし習慣」についてリモート講義を行い、受講した学生(2〜4年生)にアンケートを取った。 結果は、倍速視聴を「よくする」「ときどきする」が66.5%、「あまりしない」も含めれば87.6%。3人に2人が日常的に倍速視聴しており、9割近くが倍速視聴の経験者だった。10秒飛ばしはさらに多く、「よくする」「ときどきする」が75.8%。4人に3人が日常的に10秒飛ばしをしている。「あまりしない」も足せば91.4%、9割以上が10秒飛ばし経験者だった。 講義後に学生から届いたミニレポートには、倍速視聴・10秒飛ばし経験者と未経験者、あるいは肯定派と否定派の所感がずらりと並んだ。たとえば、以下はどちらかと言えば否定派の声だ(記事中のコ

    「なるべく感情を使いたくない」映画やドラマを「倍速視聴」する大学生の本音(稲田 豊史) @gendai_biz
  • BoAもいるK-POP最強ガールズユニット「GOT the beat」、「歌詞も強すぎ」と話題(佐伯 慧)

    SMエンターテインメントから、“K-POP最強”といっても過言ではないレジェンド級のメンバーが揃った新ガールズユニット「GOT the beat」が誕生し、大きな注目を集めている。 メンバーは、日における韓国発アーティストの先駆けであるBoAの他、日K-POPブームを生んだ少女時代、実力派のRed Velvet、そして大型ルーキーのaespaからそれぞれ2人が加わった7人で、韓国ガールズグループの歴史を辿るような顔ぶれとなっている。 “K-POP界のアベンジャーズ”と呼ばれる、SMエンタ内の最強メンバーを揃えたボーイズグループ「SuperM」の女性版といった雰囲気があるが、「GOT the beat」の場合はSMエンタ内でテーマ別にガールズユニットをつくる新プロジェクトGOT:Girls On Top」の第一弾であり、今後もさまざまなガールズユニットが生まれるという。 「下がってな

    BoAもいるK-POP最強ガールズユニット「GOT the beat」、「歌詞も強すぎ」と話題(佐伯 慧)
  • 草彅剛主演『アルトゥロ・ウイの興隆』は、良質な「ファシズム体験」プログラムかもしれない(松本 俊樹) @gendai_biz

    昨年11月から今年1月にかけて、草彅剛主演の舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』(白井晃演出)が、KAAT神奈川芸術劇場をはじめ各地で上演されました。「異化効果」などで知られる20世紀の劇作家・ブレヒトの戯曲を基にした公演で、普通なら「熱狂」が起きにくい舞台と考えられていますが、実際は客席に大きな熱狂が巻き起こりました。 昨年12月に公演を見た演劇の研究者である松俊樹さんは、その舞台が良質な「ファシズム体験プログラム」とも呼べるような性質を持っていたと言います。ブレヒトという作家の特徴とわせて、公演の特徴を松さんが紹介します。 ブレヒトの「異化効果」 「ブレヒトで熱狂?」最初は耳を疑った。白井晃演出、草彅剛主演のKAAT神奈川芸術劇場主催・製作による『アルトゥロ・ウイの興隆』のことである。格的なコロナ禍を迎える直前、まだ私たちがこの災禍を海の向こうの出来事だと思っていた2020年1月に迎

    草彅剛主演『アルトゥロ・ウイの興隆』は、良質な「ファシズム体験」プログラムかもしれない(松本 俊樹) @gendai_biz
  • あまりに切ない運命を描く…少女漫画「エンジェル・ハント」をご存知ですか?(現代ビジネス少女マンガ部)

    あまりに切ない運命を描く…少女漫画「エンジェル・ハント」をご存知ですか? 第23回「エンジェル・ハント」 子どもの頃、どんな少女マンガを読んでいましたか? クラスの中では、なかよし・りぼん・ちゃお・花とゆめなど派閥が分かれていたり、応募者全員サービスのグッズが欲しくて切手を送ったり、夏の増刊号の怖い話特集がトラウマになったり…。 そんな「懐かしい〜〜!」と思わず身悶えしてしまうような記憶が再び! 現代ビジネス少女マンガ部は第2弾がスタート。「なかよし」に続き、平成期にマンガ誌「ちゃお」に連載されていた懐かしの作品を毎週火曜日にリレー形式で紹介します。 無料試し読みもありますので、ぜひ当時のときめきを思い出してみてください。

    あまりに切ない運命を描く…少女漫画「エンジェル・ハント」をご存知ですか?(現代ビジネス少女マンガ部)
  • 東大卒・山口真由が“姉”をやめたくなった日…卵子凍結で感じた「姉妹」の不平等(山口 真由)

    信州大学特任教授であり、法学博士・ニューヨーク州弁護士である山口真由さん。東大卒の才女として様々なメディアで活躍するが、Twitterでのつぶやきはコミカルで飾らないものが多い。そんな意外な「素顔」を率直に綴っていただく連載。今回は山口さんと一緒に暮らしている「妹」との関係について。あるとき「姉と妹を代わってもらおう」と山口さんが考えた、そのきっかけになった出来事とは…… 姉として常に背伸びをしていた 「今日から、姉と妹、代わってよ」 いつもより強い口調で私は妹に問う。気圧されるように妹が頷く。この瞬間、私は“妹”に、妹は“姉”になった。 私は人生の大半の時間を“姉”として過ごしてきた。私が一人っ子だったのは1歳半のときまで。身重の母を煩わせまいと父の実家に預けられた私は、覗きこめもしないキッチンのシンクに向かって背伸びをし「お手伝い、お手伝い」と口にしていたと、後に祖母から聞いた。 祖母

    東大卒・山口真由が“姉”をやめたくなった日…卵子凍結で感じた「姉妹」の不平等(山口 真由)
  • 体重が減っていく難病ALS…ニャンちゅうの声優が目指す2つの「かんしょく」(津久井 教生)

    ALS(筋萎縮性側索硬化症)を検索すると「感覚があるままに体が動かなくなる病気」という説明が多くあります。もう少し詳しい説明を探すと「筋肉が動かなくなってしまう」と書かれています。そして「現在、効果の認定されている治療法がない」と言われていることで知られています。前回は、罹患から3回目の新年を迎えての私のALSの進行状況をお話しました、今回は治療法がないと言われている中、大切だと感じている対症療法などを交えてのお話をしたいと思います。 2019年3月に足に異変を感じ、検査入院を経てALSを告知された声優の津久井教生さん。今も3月で30周年を迎えるニャンちゅうの声も元気に聞かせてくれているが、実は体はほとんど動かなくなっている。治療や介護についてリアルを綴る連載「ALSと生きる」で、前回はALSという病気は「今が一番元気」だということを改めて伝えてくれた。今回は、津久井さんが告知から2年半た

    体重が減っていく難病ALS…ニャンちゅうの声優が目指す2つの「かんしょく」(津久井 教生)
  • 東大卒・山口真由「姉」の義務を放棄しようと決めた…羨ましかった“妹”の存在(山口 真由)

    東大卒の才女として様々なメディアで活躍する山口真由さんは、現在、妹さんと一緒に暮らしている。Twitterなどで姉妹の楽しいやりとりを披露しているが、実は「姉」としての立場にずっと葛藤があったという。あるとき悩んだ末に卵子凍結を決めた山口さんが、姉妹の不平等を感じ「姉と妹を代わってもらおう」と決意したという前編【東大卒・山口真由が“姉”をやめたくなった日…卵子凍結で感じた「姉妹」の不平等】から続く後編です。 妹は、なぜか神様に愛される 私は無防備に眠る妹を見下ろす。彼女は無邪気だ。あっけらかんとしている。今日もワインをグラスで何杯かひっかけてご機嫌に微笑む。 私は採卵の前にはお酒は控えていたのに。私は節制したのに。私は厄払いもしたし、お腹も温めたのに。私は正しく生きている。彼女は甘ったれた日々を送る。 「えー、厄年ってなに? えー、っていうか飲んでも関係なくない?」と、終始、無頓着の妹はな

    東大卒・山口真由「姉」の義務を放棄しようと決めた…羨ましかった“妹”の存在(山口 真由)
  • 「太った自分の体を受け入れられない」をやめたら、驚くほど人生が楽しくラクになった(吉野 なお)

    「太ったかも……」 暴飲暴になりがちな年末年始。しかも、今冬は寒波到来で室内にも籠りがちになる。1月も半ばを過ぎ、SNSには「太ったかも」「太ったといわれた」「太ったっていうな!」という言葉がよく上がっている。 なぜ人は「太る」という言葉に振り回されてしまうのか。 「太るという言葉が気になるなら痩せればいい、と思うかもしれませんが、痩せても呪いはつきまとう。太ったことに悩むというのはそんなに単純な話ではないと思うのです」というのは、体型や外見などのルッキズム、摂障害などの問題をSNSで積極的に配信しているプラスサイズモデルの吉野なおさんだ。 なおさん自身もこの言葉に深く傷つき、呪いをかけられてきた時代があったという。どうすればこの呪いは軽減できるのか、なおさんとともに考えてみたい。 以下、吉野なおさんの寄稿です。 太った自分の体が受け入れられないのはなぜか 「太った自分の体を受け入れら

    「太った自分の体を受け入れられない」をやめたら、驚くほど人生が楽しくラクになった(吉野 なお)
  • 英語の勉強にどれだけ挫折した人でも、「絶対に身につく」驚きの独学法(読書猿) @gendai_biz

    博覧強記の読書家、読書猿。古今東西の名著で蓄えた膨大な知識を生かし、これまで『アイデア大全』『問題解決大全』などのヒット作を世に出してきた。そんな彼の新刊『独学大全』は、これまで自力で学んできた彼の考え方のエッセンスが詰まっている。独学にとどまらず、日常生活やビジネスなど様々な場面で応用可能なライフハックを、『独学大全』から紹介する。 「ペン1でできる速読法」を伝授した、前回の記事はこちら 効率よく学ぶための技法 「混沌に順応することはむずかしいけれども、それはできる。このわたしが生きた証拠だ――やればできる」 アメリカ小説家カート・ヴォネガット・ジュニアの作品『チャンピオンたちの朝』の一節だ。 独学者とは孤独な存在である。誰かに学ぶことを強要されたわけではなく、自ら主体的に「独学」を選択して、学びの中に身を置いている。定期テストの点数など学びの結果を求められない代わりに、自分で行動

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  • ダ・ヴィンチが惹かれ、マキャベリが認めた「最も美しい英雄・チェーザレ」の真実(中川 明紀) @gendai_biz

    ダ・ヴィンチが惹かれ、マキャベリが認めた「最も美しい英雄・チェーザレ」の真実 惣領冬実さんにインタビュー あのレオナルド・ダ・ヴィンチが惹かれ、マキァヴェッリが理想とした伝説の英雄、チェーザレ・ボルジア。そんなルネサンス史上最も美しい英雄、チェーザレ・ボルジアを描いた作品『チェーザレ 破壊の創造者』は累計100万部を超える大ヒットになっている。歴史の闇に埋もれた英雄の真実を調べるため、資料の収集、翻訳、分析をしながら作画し、16年連載を続けてきたこの作品がついに最終回を迎えるにあって、作者であり漫画家の惣領冬実さんにインタビュー。その長年にわたった創作の秘話などを語ってくれた。 インタビュー/中川明紀 表現の自由を求めたルネサンスというムーブメント ――16年にわたる連載もいよいよ最終回を迎えました。 まさか、これほど長くなるとは思っていませんでした。中世にイタリア統一を目指したチェーザレ

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  • 30代の女性が「精子提供」のために“夫に秘密で性行為”…それが訴訟に発展した理由(梅原 ゆかり) @gendai_biz

    昨年末、精子提供にまつわるトラブルが大きな話題を呼びました。 夫に遺伝性の病気がある可能性があることを知ったある女性が、ツイッター上で知り合った男性と性交渉のうえ精子提供を受けて妊娠しました。 しかし、「京都大学卒の日人で未婚」と名乗っていたその男性は、じつは別の国立大学を卒業した中国籍の既婚者だったことが明らかになり、女性は精神的苦痛を受けたとして、3億3000万円の損害賠償を求めて男性を提訴したのです。 精子提供はこのところ議論の俎上にのぼることも増えており、それに合わせて今後、この問題をめぐる訴訟も増えてくる可能性があります。 以下では、過去の精子提供をめぐる裁判についてご紹介・解説します(以下は、判例をもとに、ポイントがわかりやすくなるようにアレンジを加えたものです)。 精子提供を望んだ女性 川上和也さん(仮名、以下同)は精神科医で、「精子提供サイト」に登録をしていました。 同サ

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  • 日本は「円安」を進めても貿易収支が悪化する「技術後進国」になってしまった(野口 悠紀雄) @gendai_biz

    は「円安」を進めても貿易収支が悪化する「技術後進国」になってしまった ハイテク競争の韓、台は貿易黒字が増大 日は通貨を安くしたが、貿易収支が悪化した。それに対して、韓国台湾は通貨価値を維持し、貿易収支黒字が増加した。 これは、日の輸出産業の国際競争力が低下し、韓国台湾の競争力が向上したことを意味する。 円安を進めたのに貿易収支が悪化 2000年以降の日韓国の貿易収支の推移は、図1に示すとおりだ。 日の場合、2007年頃までは1000億ドル程度の黒字だった。しかし、その後は大きく減少し、2011年から15年は赤字になった。それ以降は、赤字と黒字が交錯する状態になっている。 他方で、為替レートは、2011年には1ドル=80円程度であった。 「円高によって貿易収支が悪化する」との声が産業界で強まり、2013年からの異次元金融緩和で、積極的な円安を進めた。その結果、対ドルレートは

    日本は「円安」を進めても貿易収支が悪化する「技術後進国」になってしまった(野口 悠紀雄) @gendai_biz
  • 岸田内閣「新しい資本主義」が話題の一方、多くの人が誤解している「資本主義とは何か」(広井 良典) @gendai_biz

    岸田内閣が「新しい資主義」というキャッチフレーズを掲げたこともあり、資主義をめぐる議論が活発になっている。 振り返ればしばらく前から、資主義のあり方について様々な論議がなされていた。格差をめぐる諸問題や、地球温暖化など環境問題との関わりなどがその主たる話題であり、そうした状況を受けて、資主義の“存続”と“終焉”をめぐる議論が行われるとともに、関連してSDGs、脱成長、持続可能性等々に関する話題が多方面で論じられてきたのである(私自身も2015年に『ポスト資主義 科学・人間・社会』(岩波新書)というを出している)。 しかしながら、私が見るに、この種の議論、特に資主義の「存否」をめぐる議論は、大抵の場合、不毛な対立や空回りに終わっていることが多い。 すなわち一方において、資主義というシステムが終わることは決してないという強固な“資主義擁護論”があり、他方において、それは最終局

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  • メルカリ、ラクマ、PayPayフリマ…プロがやってる「賢い3つの使い分け」(川崎 さちえ) @moneygendai

    現在、日国内で使える総合的なフリマアプリでメジャーどころはメルカリ、ラクマ、PayPayフリマの3つです。特定の商品に特化した専門的なフリマアプリもありますが、今回はいろいろな商品を扱えるこの3点に絞って紹介します。 すでに登録している人もたくさんいるとは思いますが、どうやって使い分けていけば良いのでしょう。今回はよりお得に使うため、そして商品を売りやすくするための“使い分けポイント”を紹介していきます。 「手数料」と「サービス規模」の見極め フリマアプリを利用するにあたっては、販売手数料が発生します。メルカリは10%、ラクマは6.6%、PayPayフリマは5%です。販売手数料だけで見れば、PayPayフリマが最も安くてメルカリの半分。これは大きな魅力ですよね それならばPayPayフリマだけを使えば良いのでは?と思いますが、市場規模もしっかり考えなければなりません。PayPayフリマと

    メルカリ、ラクマ、PayPayフリマ…プロがやってる「賢い3つの使い分け」(川崎 さちえ) @moneygendai