見た目の規格外や価格調整という理由から、食べるにはまったく問題のない農作物が大量に廃棄されることがある。 昨年10月、僕が住む広島県北広島町芸北地区でそんな体験を目の当たりにした。 「せっかく苦労して作ったんだけどね。たくさんあるから好きなだけ持ってっていいよ」 農事組合法人芸北おおさの加計さんが寂しそうにキャベツに指さしてつぶやいた。 「これらのキャベツはどうなるんですか?」 「悲しいけど全て廃棄になるんだよ、一万個以上あるんよ」 「え!?マジですか!」 「わしも泣きたいよ」 こんな話は、テレビやドキュメンタリー映画などで知ってはいたが、まさか僕のところに。しかも、1万3000個って、なんてもったいないんだ! 私は広島にある過疎の進む田舎町、北広島長芸北地域で芸北ぞうさんカフェというお店を経営している。芸北は標高700メートルの高冷地である。寒暖の差が激しいため、米や野菜
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