inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 「アップルにとって巨大市場への参入機会が開かれた」──。米アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)は7月15日、米IBMとの戦略的提携の締結に際し、そう語った。 アップルとIBMは1990年代に、米モトローラも加えた「AIM連合」で、パワーPCというマイクロプロセッサを開発。当時のパソコン市場で栄華を誇った米マイクロソフトと米インテルの「ウィンテル連合」に対抗した歴史がある。 そのときはウィンテルの牙城を崩すことはできなかったが、今回の提携が当時と違うのは、両社にとっては戦うべき絶対的強者が存在しない点だ。アップル・IBM連合が狙うモバイル端末の企業向けシステムの分野は、未開拓に近い状態なのである。 もちろん
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