タグ

ブックマーク / number.bunshun.jp (41)

  • オシムがコパで驚き、賞賛した選手は?「日本は適切な進化の過程にいる」(田村修一)

    コパ・アメリカの3試合にすべてフル出場したDF冨安健洋。「ボールを扱えるし空中戦も強い」とオシムも期待を寄せる。 イビチャ・オシムに日対エクアドル戦の話を聞いたのは、試合の翌々日だった。初戦のチリ戦は見たが、日が引き分けたウルグアイ戦は見ることができなかったオシムは、やはり引き分けに終わり準々決勝進出を逃したエクアドル戦を高く評価している。いったいオシムは、エクアドル戦に何を見たのか。コパ・アメリカでオシムが見出した日の真実とは何であったのか。オシムが語った。 16番は期待以上の優れた逸材だ。 ――元気ですか? 「ああ、君はどうだ?」 ――元気ですが、パリはすごく暑いです。 「この季節に雪は降らないからな(笑)。女子の試合(ワールドカップ・ラウンド16の日対オランダ戦。ちなみにオシムは日対イングランド戦はテレビで見ている)は見られなかったが、男子の試合(日対エクアドル戦)は見た

    オシムがコパで驚き、賞賛した選手は?「日本は適切な進化の過程にいる」(田村修一)
  • 湘南のロッカールーム映像がすごい。怒鳴り合いでもカメラを止めるな!(杉園昌之)

    今シーズンのリーグ戦が開幕し、少し経った頃のこと。湘南ベルマーレに鹿島アントラーズのある選手から注文の連絡が入った。 「(2018年の)イヤーDVDを買いたいのですが、まだ在庫ありますか?」 メッセージの主は永木亮太だ。'10年から'15年まで湘南に在籍し、かつては自らもシリーズ作品に出演していた1人。'18年シーズンを振り返るドキュメンタリー『NONSTOP FOOTBALLの真実 第5章』の噂を聞きつけ、旧知のスタッフへ連絡してきたという。 「すごいらしいですね」 どうやら、いまJリーガーの間でも話題になっているようだ。 声を荒げる選手、ギリギリの映像。 DVDには試合のハイライト、選手のインタビューだけでなく、ありのままのロッカールームの映像が収録されている。いまの時代、舞台裏にカメラが入ること自体は特別に珍しくないかもしれない。ただ、その中身はハードワークが代名詞となっている湘南の

    湘南のロッカールーム映像がすごい。怒鳴り合いでもカメラを止めるな!(杉園昌之)
  • イニエスタのバルサ退団が正式決定。感動を呼ぶペップの惜別メッセージ。(横井伸幸)

    昨年の10月6日、バルセロナはイニエスタとの契約延長を発表した。契約期間はイニエスタが望むだけ――。つまり生涯契約だ。 バルトメウ会長は誇らしげに笑顔を見せた。 「クラブ史上初めてのこと。異例の決定です。アンドレスはいまも続くバルサの一大成長期の一部であり、'03年からクラブに安定をもたらしてきた。毎年選手は入れ替わるけれど、アンドレスはずっとここにいた」 条件は毎年4月30日までに続行の意思をクラブに伝えること。わずか一言だけで、翌シーズンも自動的にバルサでプレーできるのだから、イニエスタも満足そうだった。 「破格の対応だ。とてつもなく名誉なことだと思う」 ところが去る4月27日、イニエスタは記者会見を開き、今季いっぱいでバルサを去ることを明らかにした。 今年で34歳となり、まもなく自分のパフォーマンスが落ちていく予感がある。自分にすべてを与えてくれたクラブのために、自分の最高のプレーが

    イニエスタのバルサ退団が正式決定。感動を呼ぶペップの惜別メッセージ。(横井伸幸)
  • オシムと羽生直剛の師弟関係は今も。「出会えた奇跡が嬉しいし、怖い」(飯尾篤史)

    2017シーズン限りでプロサッカー選手としての生活を終えた羽生直剛氏。Jリーグ各クラブで活躍した彼のキャリアを語るうえで外せないのは、イビチャ・オシムの存在だ。 ジェフユナイテッド市原・千葉で見いだされ、「考えて走るサッカー」を体現したプレースタイルは、ジェフ時代、そして日本代表と多くのサッカーファンに知れ渡ることになった。 引退に寄せてのインタビューを敢行した際、なくてはならない恩師の存在について彼は「幸せなことだったのか、分からなくなってきた」と語っていた。その心とは――。 「お前はそのプレーで満足させられたのか?」 ――え、どういうことですか? 「偉大すぎて、自分もああなりたいと望んでもなれない、自分がちっぽけだということを思い知らされるだけだし(苦笑)、トレーニングひとつとっても、内容がすごく濃かったから、その後、どうしても物足りなさを覚えてしまって。もしオシムさんと出会っていな

    オシムと羽生直剛の師弟関係は今も。「出会えた奇跡が嬉しいし、怖い」(飯尾篤史)
  • 「俺は走れるようになったんだ!」新潟・早川史哉、白血病との戦い。(安藤隆人)

    2018年2月21日。アルビレックス新潟の選手達がキャンプで静岡に滞在している頃、新潟駅に降り立った。午前中は晴れていたそうだが、お昼過ぎから一気に雪が降り出し、到着した頃には新潟駅前は吹雪のようになっていた。 1台の車が目の前に止まり、その窓が開いた。ひとりの若者が笑顔で「こんにちは」と迎えてくれた。挨拶をして、車の助手席に乗り込むと、そのまま市内の事処へと向かうこととなった。 店の個室に案内されると、新潟の新鮮な魚や野菜の皿、名物の米を盛った椀などがずらりと並んだ卓を前に、ゆっくりと話が始まった。 「久しぶりですね。こうやってゆっくり話せる機会ができて嬉しいです」 そこには変わらない笑顔があった。 目の前で、1人の男が「希望」に向かってゆっくりと走り出そうとしていた――。 U-17W杯ではベスト8の原動力に。 アルビレックス新潟所属の早川史哉。 一昨年の4月に急性白血病と診断されたこ

    「俺は走れるようになったんだ!」新潟・早川史哉、白血病との戦い。(安藤隆人)
  • 羽生直剛が語る引退とサッカー人生。子どもに渡した「ごめんね」の手紙。(飯尾篤史)

    2018年1月5日、ジェフユナイテッド市原・千葉から1のリリースが発表された。 「羽生直剛選手 現役引退のお知らせ」 市原時代を含めた千葉、FC東京、ヴァンフォーレ甲府の3クラブでJ1計344試合に出場したMFは、どのクラブでもレギュラーの地位を確立し、ファン・サポーターに愛された。 その羽生が年明けのタイミングで、なぜ引退を発表したのか――。 現在、FC東京の強化部に籍を置く羽生氏。16年間のキャリアを振り返ってもらった。 インステップも思い切り蹴れない。 ――16年間の現役生活、お疲れさまでした。いつもジャージでしたから、スーツ姿の羽生さんと向き合うのは、違和感がありますね。 「自分でも着ていて違和感があります(笑)」 ――右膝のケガのために引退を決断されたそうですが、いつから膝を傷めていたんですか? 少なくともFC東京時代は、問題なくやれているように見えましたが。 「詳しく言うと、

    羽生直剛が語る引退とサッカー人生。子どもに渡した「ごめんね」の手紙。(飯尾篤史)
  • ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。(田邊雅之)

    「ポジショナルプレーという単語を最近よく聞くんですが、あれは一体何物ですか? 記事やを読んでも、今ひとつわからなくて……」 最近、こんな質問を受けることが多い。 たしかに「ポジショナルプレー」というフレーズは、難解に響く。考え方自体は昔から存在していたが、日では使われてこなかったし、「戦術」や「ポジショニング」との違いもわかりにくい。 ポジショナルプレーとは何か。 自分なりに定義すれば、「攻守を問わずにピッチ上で優位性を創りだすために、戦術システムと選手の配置、組み合わせ方を考えた上で、監督が選手たちに実践させるプレーや細かなポジション取り、基的なノウハウの集合体」となる。 さらに補足するなら「監督が自らの理念に基づいて」という前書きや、「これまでの戦術的なアプローチが、さらに進化し、精緻化されたもの」と締めくくってもいい。 もちろんこれはあくまでも総論だし、まだイメージがつかみにく

    ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。(田邊雅之)
  • 横浜F・マリノスでの3年間を告白。モンバエルツ前監督は何を目指した?(田村修一)

    エリク・モンバエルツが、横浜F・マリノスでの3年間の任期を終えてフランスに帰国した。集大成の年となるはずだった昨季はJリーグ5位、天皇杯準優勝と、あと一歩のところで目標(Jリーグトップ3とACL出場権獲得)を達成できなかった。 紆余曲折もあった3年間を、モンバエルツはどう振り返るのか――。 帰国前の慌ただしい時間の合間に話を聞いた。 「スポーツの面ではひとつのプロジェクトを実現できた」 ――日での3年間をどう総括しますか? 「まず私を日に呼んでくれた横浜F・マリノスとシティ・フットボール・グループに感謝している。日行きのオファーは驚きだったが、彼らが支えてくれたおかげで充実した時間を過ごすことができた。 スポーツの面ではひとつのプロジェクトを実現できた。クラブは転換期を迎えていたが、転換はある意味で成功した。もちろんこれからも継続していかねばならないし、われわれが実践したプレーはまだ

    横浜F・マリノスでの3年間を告白。モンバエルツ前監督は何を目指した?(田村修一)
  • J1強化担当が続々と水戸に集結!前田大然は独特すぎる韋駄天FW。(杉園昌之)

    秋を感じさせるある日、まばらに埋まるメインスタンドの片隅でJ2水戸ホーリーホックのメンバー表に目を落とす、あるJ1クラブの強化部トップの姿があった。 「誰をチェックに来たのですか?」 「まあ、ちょっと……」 言葉を濁しながらも、すぐにお目当ては分かった。50mを5秒8で駆け抜ける脚力、J2で二桁ゴールを挙げている実績、そして弱冠20歳の若さ。水戸ホーリーホックのFW前田大然を視察するために、会場まで足を運んだJ1の強化担当者は数知れない。新幹線で2時間以上かけて試合会場まで視察に来た、この強化部のトップにハーフタイムにもう一度、声をかけた。 「あの速さは物ですね?」 「爆発的なスピードは魅力だよ」 思わず、声を弾ませた。観念したように苦笑し、映像で何度かチェックした後、噂の快足FWを直接見に来たのだという。 「若い頃の大久保みたい。J1でも十分に通用する」 「足の回転が速くて、若い頃の大

    J1強化担当が続々と水戸に集結!前田大然は独特すぎる韋駄天FW。(杉園昌之)
    shoji1977
    shoji1977 2017/10/27
    [J.League][football]
  • 「リャンの生き様そのものが仙台」ベガルタの象徴、梁勇基という男。(杉園昌之)

    梁勇基は、押しも押されもせぬ仙台のバンディエラだ。ルヴァン杯で勝てば彼にとって、そしてクラブにとっても初の主要タイトルになる。 ベガルタ仙台はルヴァン杯の準々決勝で強敵の鹿島アントラーズを退け、10月4日、8日にはクラブ史上初となる準決勝の舞台に立つ。1999年にJリーグ加盟以降、J2で計9年過ごすなど、J1での歴史はまだ浅い。リーグ、カップ戦を含めていまだ無冠。念願のタイトル獲得への期待は、否がうえにも高まっている。 「クラブ史上初のベスト4と言ってもね……。優勝しないと、ベガルタの名前は歴史に残らへん。2位になっても、ほとんどの人は覚えてへんでしょ」 ベガルタ一筋14年目の梁勇基は、「プロサッカー選手として育ててくれたクラブへ恩返ししたい」と常々口にしており、タイトルへの思いは強い。喧騒の街、大阪で生まれ育ったが、のどかな仙台で4児の父となり「ここは第2の故郷」と柔和な表情を見せる。

    「リャンの生き様そのものが仙台」ベガルタの象徴、梁勇基という男。(杉園昌之)
  • ポルトガルサッカー、絶頂から衰退へ。迷走する国内リーグで噴き出す諸問題。

    『フランス・フットボール』誌9月19日発売号は、オリンピック・マルセイユ(OM)を特集している。 OMはフランスでは特別な存在――フランス人の心のクラブであり、パリ・サンジェルマンやモナコには寄せることのない情熱と愛情を、人びとはOMに注いでいる。だからこそメディアも、成績の如何によらずOMを頻繁に取り上げる。 だが、ここで紹介するのは、昨年就任したフランク・マッコートオーナーのOM復活プロジェクトの検証でも、筆者(田村)による酒井宏樹インタビューでもない。OMとはまったく別の話題――ポルトガルリーグの現実である。 ベンフィカ、ポルト、スポルティングとそれ以外という二重構造のもとに、伝統的に成り立っていたポルトガルのサッカーが危機に直面しているという。いったいポルトガルで何が起こっているのか。ニコラス・ビラス記者がレポートする。 監修:田村修一 ユーロ王者にしてC・ロナウドの母国たるサッカ

    ポルトガルサッカー、絶頂から衰退へ。迷走する国内リーグで噴き出す諸問題。
  • ジェフ千葉から消えた脂身と白米。監督が持ち込んだ食事革命が凄い。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー

    9年ぶりのJ1復帰を目指すジェフユナイテッド千葉は、今季、いままでにない大改革を進めている。 エスナイデル新監督が率いるチームは、極端なまでのハイラインで守り、猛烈なハイプレスをかけ続ける。前にも後ろにも、とにかく走るのだ。夏場でも、その運動量が落ちることはない。なぜ、そこまで走れるのか――。 監督は「そこにミステリーはない」と言葉に力を込める。厳しいフィジカルトレーニングを課しているのは想像に難くないが、それだけではない。強度の高い練習をこなす体作りから見直し、徹底して事改善に取り組んでいるのだ。 現役時代、イタリアのユベントス、スペインのレアル・マドリーなど、欧州の名門クラブでプレーしてきた元アルゼンチン代表にとっては、当たり前のことを当たり前にしているだけだという。 脂身、濃い味、白米が並ぶ事に監督があ然。 きっかけは、シーズン開幕前の沖縄キャンプだった。 「なぜこんなに味付けが

    ジェフ千葉から消えた脂身と白米。監督が持ち込んだ食事革命が凄い。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー
  • 日本ハムの新スタジアム構想が凄い!「入場料無し」「弁当無し」の衝撃。(鈴木忠平)

    「彼らに聞いたら『だって甲子園に行くつもりで高校に入ったから』と……。僕とはそこが決定的に違いました。つまり自分が想像できないことは達成されない。そういうことです」 北海道旅行の目標になる、壮大なスタジアム構想を! その青年は今、北海道ハムファイターズ事業統轄部長として、新球場構想のプロジェクトを担っている。今年6月29日、新スタジアムのイメージ図を発表した席で「オンリー・ワンか、ナンバー・ワンか。北海道の皆様の誇りになるような球場にしたい」と語ったのが前沢だった。 「北海道を象徴するような文化であり、街づくりの中心となるようなものができれば、自然とオンリー・ワンになるし、世界ナンバー・ワンになると思っています」 例えば、北海道旅行に行く人に「何のために?」と尋ねると、こう答える。 「そりゃあ、美味しい海産物と◯◯スタジアムだよ」 これが前沢の言う文化としての球場であり、街づくりの

    日本ハムの新スタジアム構想が凄い!「入場料無し」「弁当無し」の衝撃。(鈴木忠平)
  • メンタルの強さを計る尺度を開発。伊藤華英が大学で研究したこと。(伊藤華英)

    スポーツ現場でよく聞く言葉がある。 「メンタルが弱い」「あの選手は大事なところで弱いんだよな」とか、「メンタルが弱いから結果がついてこない」といった声は、どんな競技でも頻繁に聞こえてくる。 では「メンタルが強い選手」とはどんな選手を表すのか。 そもそも世界の舞台に立っているのだから、フィジカル的にもメンタル的にも弱い選手はいないはずだ。国内の熾烈な戦いを乗り越えてきているし、実力的にも十分に戦える選手が世界大会に立っているのだから。 今回のブダペストで行われた水泳の世界選手権でもそうだったが、ベストの結果を出せた選手、出せなかった選手の何が異なるのだろうか。 私は、結果を出す選手たちはどのようにレースに向かい、何を実行しているのかについて純粋に知りたいと思った。私も現役時代に何度も世界大会の決勝という舞台に立っているが、自分の前でトップを泳いでいた選手たちのことをもっと知りたいと思ったのだ

    メンタルの強さを計る尺度を開発。伊藤華英が大学で研究したこと。(伊藤華英)
  • いわきFCに続く筑波大の野心って?天皇杯躍進とともにスポーツ革新を。(手嶋真彦)

    見据えているのは“一点突破”。 筑波大学と株式会社ドームががっちりとスクラムを組む産学連携は、旧弊でがんじがらめになった大学スポーツの世界に、突破口を開くための"協働戦線"だ。 特大の驚きは、筑波大学による学内スポーツ改革の陣頭指揮を、ドームの安田秀一代表取締役が執るという事実。7月27日に公式発表された。アメリカの大手スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」日総代理店として知られるドームは、実はスポーツを通じた“世直し”を強力に推進するリーディングカンパニーでもあり、カリスマティックなその牽引車こそ安田なのだ。 筑波大学の永田恭介学長は、大好きだと言うサッカーの実例で、人事の重要性を説く。 「うちのサッカー部が2部に落ちたのは、風間さんを失ってからでした。そこから這い上がり、インカレで優勝できた。小井土さんのおかげです」 サッカー部は天皇杯でJクラブを3連破した。 筑波大学蹴球部が関東

    いわきFCに続く筑波大の野心って?天皇杯躍進とともにスポーツ革新を。(手嶋真彦)
  • AFCが済州に下した処分を検証する。日韓サッカー騒動史に新たな視点を。(吉崎エイジーニョ)

    6月9日、韓国の『スポーツソウル』紙が第一報を報じた。5月31日のアジアチャンピオンズリーグラウンド16第2レグ、浦和レッズvs.済州ユナイテッド戦での暴行の処分だ。 ・試合中、警告累積でレッドカードを受けたチョ・ヨンヒョンに6カ月の出場資格停止。制裁金2万ドル。 ・試合終了直前に阿部勇樹に暴行したぺク・ドンギュに3カ月の出場資格停止、制裁金1万5000ドル。 ・試合後、槙野智章を追いかけたクォン・ハンジンに2試合の出場資格停止と制裁金1000ドル。 ・済州のクラブ側に制裁金4万ドル。浦和にも制裁金2万ドル。 これまで大きくは議論されてこなかったチョ・ヨンヒョンへの処罰とその重さは意外なものだった。アジアサッカー連盟(AFC)は後半36分にチョがファウルで退場し、なおかつ試合後の乱闘にまで参加したことに対して重い罰を課したとみられる。第一報が載った『スポーツソウル』は「済州は異議申し立てを

    AFCが済州に下した処分を検証する。日韓サッカー騒動史に新たな視点を。(吉崎エイジーニョ)
  • 呂比須新監督の“フライパン革命”。新潟を4日間で変えた異例の手法。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー

    5月20日、デンカビッグスワンスタジアムのピッチでは、アルビレックス新潟・呂比須ワグナー新監督の初戦、北海道コンサドーレ札幌戦のキックオフの瞬間が刻々と近づいていた。 この日、スタメンから外れたチーム最年長で副キャプテンの間勲は、ロッカールームから歩いてベンチへ向かっていた。すると、ベンチのほうからスタッフに呼ばれた。 「早く来い! 肩を組むぞ!」 慌てて駆け寄りながら、自分の後ろからベンチへと向かっている他のメンバーを大きな声で呼ぶ。 「早く、みんなで肩を組むぞ!」 間が肩を組んだ右隣はメディカルの山和恒トレーナー、左は控えGK守田達弥だった。目の前のピッチでは、仲間たちが自分のポジションへと散らばっていく。そして山雄大レフェリーが試合開始を告げるホイッスルを吹いた瞬間、呂比須監督の咆哮を皮切りに、肩を組む全員が雄叫びを挙げた。 自分も周りも、何を叫んでいるのか分からない。けれど

    呂比須新監督の“フライパン革命”。新潟を4日間で変えた異例の手法。 - Jリーグ - Number Web - ナンバー
  • 勢いで、一本槍で、粋で、練習家で。川崎宗則がついに福岡へ帰ってきた!(田尻耕太郎)

    ホークスの選手たちが試合前にべる勝負メシ。 ヤフオクドーム一塁側ダグアウトのすぐ裏手にある「選手サロン」で、彼らは胃袋を満たしてからグラウンドへ出ていく。メニュー表に並ぶのは消化の良い麺類だ。うどんやそば。ラーメンはとんこつや醤油など各種が用意されている。そして中華麺のジャンルに、それは当たり前のようにずっと記してあった。 「宗スペシャル」 その名から連想するとおり川崎宗則が考案した特製メニューだ。 まずラーメンの生麺を茹で、しっかり湯切りをして丼に盛る。スープは入れない。温かいうちに肉味噌をスプーン2、3杯ほどたっぷりと投入だ。さらに多めの白ネギとキムチ適量を上にのせて、お好みで黒ゴマを振りかければ完成だ。 川崎はこれを豪快にかき混ぜてべていた。 「試合前はいつもコレ。辛いのは基的に好きなんでね。パワーの源ですよ」 そう言って笑いながら、上記のレシピを教えてくれたのを覚えている。

    勢いで、一本槍で、粋で、練習家で。川崎宗則がついに福岡へ帰ってきた!(田尻耕太郎)
  • なぜ補欠から突然キャプテンマーク。吉田麻也が試合後の謝罪をやめた理由。(西川結城)

    イブラヒモビッチと激しい1対1を繰り広げた吉田麻也。スピードで振り切られるシーンも激減し、すっかりスタメンに定着している。 眼前にいたズラタン・イブラヒモビッチに、痛烈なタックルを見舞った。相手は転倒し、思わず悶絶。吉田麻也はクールにその場を立ち去った。 「ファーストプレーでガツンとファウルされたので、あれは半分やり返しました」 2月26日。聖地ウェンブリーでのイングランド・リーグカップ決勝。吉田が所属するサウサンプトンはマンチェスター・ユナイテッド相手に互角以上の戦いを演じたものの、終了間際のイブラヒモビッチの決勝弾に沈み、2-3で敗れた。惜しくも頂点には立てなかったが、世界トップレベルのストライカーと堂々と渡り合った90分間を、吉田はこう振り返る。 イブラとの対戦は、ネイマールと同じ感覚だった。 「ああいう世界的なFWは、どれだけマークについても最後に結果を出してくる。勝負を決める選手

    なぜ補欠から突然キャプテンマーク。吉田麻也が試合後の謝罪をやめた理由。(西川結城)
  • リトバルスキーが語る代表と欧州信仰。「クラブの格より出場機会が絶対大切」(田邊雅之)

    代表の2列目争いには世代交代の風が吹き荒れている。香川真司には、長期的な視野を持ってその中心に返り咲いてほしい。 ワールドカップロシア大会の最終予選が3月に再び幕を開ける。ここで注目されるのが選手の招集問題、とりわけ「欧州組」の処遇である。近年、欧州組は日本代表の主軸となってきた。しかし香川真司や田圭佑、岡崎慎司といったクラスの選手でさえ、所属クラブで先発に定着できていないのが実情だ。 はたしてこの現状を、いかに受け止めるべきなのか。欧州で武者修行を続けることは、日本代表を牽引する手段として今も有効なのか。ピエール・リトバルスキー(現ヴォルフスブルク・スカウト部長)に、さらに意見を求めた。 ――前回のインタビューでは、香川が現状を打開するためには、思い切って環境を変え、出場機会を得られるようにすべきだという指摘がありました。 しかし香川がドルトムントにこだわってきた背景には、欧州のトッ

    リトバルスキーが語る代表と欧州信仰。「クラブの格より出場機会が絶対大切」(田邊雅之)