株式会社ゲンロンが刊行する『ゲンロン通信』『ゲンロン観光地化ブロマガ』『思想地図β』を紹介するサイトです。 ゲンロン→ genron.co.jp ゲンロンカフェ→ genron-cafe.jp ゲンロン友の会→ genron-tomonokai.com ※ この記事はゲンロン観光地化メルマガ #15 に掲載したゲンロンカフェトークイベントの模様を、好評につき再録したものです。 なぜショッピングモールなのか 東浩紀 今日は写真家の大山顕さんをお招きして、「ショッピングモールから考える」と題して話をしていきたいと思います。写真も交えて話したほうがわかりやすいだろうということで、お互いにプレゼンテーションを用意してきました。 大山顕 よろしくお願いします。ぼくが東さんのショッピングモール論に興味を持ったのは、北田暁大さんとの対談集『東京から考える』(NHKブックス)がすごく面白かったからなんで
『魔法少女まどか☆マギカ』における「ループ」の理論的意味 東浩紀は『魔法少女まどか☆マギカ』のダメな点について、次のようにTweetしている。 キャラクター/プレイヤーの存在論的循環で、そこを抜け出るにはぼくの哲学では郵便的/生殖的/現実界的経験をもってしありえないので、要は性差がなければセカイ系的なループは脱出できず、したがってまどまぎは女の子しかいないのでだめなんじゃないかとか、そんな話をいつかできたらいいですな。— 東浩紀 (@hazuma) 2013, 10月 31 東浩紀の『まどマギ』disは今に始まった事ではない。彼は『まどマギ』に対して、当初から一貫して否定的な態度を維持してきた。しかし、彼が同作を叩くのは、よく言われるように、彼が原案を担当した『フラクタル』が商業的に失敗に終わったのと対照的に、同時期に放送された『まどマギ』が大成功を収めて、単なる「アキバ系狙い撃ち」にとど
週刊ダイヤモンドの記事「続・憂国放談」で、浅田彰×田中康夫の対談のゲストに宮台真司が来たときのこと。http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200512/ ぼーっと見てたら、浅田彰のフーコーの権力論(と統治論)の明快な整理があったので、ちょっと長いけれど引用。 (…)ギデンズやベックは第二の近代として再帰的近代ということを言っている。それに対して、ポストモダン思想などと言われる側では、ミシェル・フーコーが考え、ジル・ドゥルーズが延長した図式、ソヴリンティからディシプリンを経てコントロールへという図式があるんですね(フーコー自身は、早すぎた晩年の講義録などを見ると、ソヴリンティ/ディシプリン/セキュリティという三幅対で、ただし歴史段階論的にではなく考えていたようですが)。ソヴリンティ(主権)とは、要するに君主権ということで、神とか王とか父とかいうような超越的
98年の秋に、ある出版社の編集者に対して、東浩紀『存在論的、郵便的』と社会システム理論との関係について語ったものです。 宮台、東浩紀の〒(郵便)本を語る その1 僕に言わせると、僕の言説の内部に意味にも強度にも還元できない両義的なものを探すというのは、非常に反動的な身振りです。僕の語ったことの内部にそれを見い出さなくてはいけないという必然性は全くなくて、世界の中に見い出せばいいわけですから。 つまり、僕のしゃべっていることが重要だという前提になっちゃうじゃないですか。僕のしゃべっていることは別に重要でも何でもないし、もうちょっと厳密に言えば、それが一貫しているかしてないかというのは、さして問題ではない。僕にとっては問題です、一貫したものを提示しようとする僕の個人的なオリエンテーションや目的はありますけども、それと全く無関係に、僕の本を読む人が、「宮台が言っているから」とか、「宮台の言ってい
「観光地化計画を世に問うた後に、今後の福島をどうすればいいか語り合う土壌が生まれればいい」と語る東浩紀氏 現代思想からオタクカルチャーまで縦横に語り、若者から絶大な支持を受けている思想家・東浩紀。先日も、自らが中心となって「新日本国憲法」を起草し、話題になったばかりだ。そんな“行動する思想家”が、またしても刺激的な計画を温めているという。週プレが、メディア一番乗りでインタビューを敢行した。 *** ■若者が「ヤバいよ!」と言ってくるくらいの刺激的な観光地に ―去る7月29日、現代美術グループ・Chim↑Pomとのトークイベントに招かれた東浩紀は、その席で「福島第一原発観光地化計画」を語った。読んで字のごとく、爆発事故を起こした福島第一原発=フクイチを観光地にしようという提案だ。今なお事態収拾のメドが立たず、日本の“はれもの”扱いされている土地をめぐって、なぜ思想家である東はそんなとんでもな
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