1月に紹介した鶴我隆博が監督を務める『最強の公立中学校』西福岡は、この7年間で全中決勝に4回進出し、2回優勝しており、多くのタレントを輩出している。このところ高校で福岡大学附属大濠と福岡第一の両校が結果を出しているのも、下のカテゴリーから上がって来る選手の質が総じて高いことが一つの要因となっている。それは中学に限らない。今回紹介するのは、ミニバスの強豪として知られる『百道シューティングスターズ』だ。土本健司監督は35歳から指導を初めて現在56歳。ジュニアオールスター選出選手12名を輩出しているが、それよりもバスケットを通した人間形成を重視する土本監督に話を聞いた。 百道シューティングスターズ土本健司が語る、バスケットを通した人間形成(前編) 人として学ぶことができたかどうかが『結果』 ──ありきたりな質問ですが、指導者をやる醍醐味はどんなところで感じますか? 子供たちと試合に臨むこと。練習