2016年1月16日、台湾(中華民国)において総統及び立法院(国会)議員を選ぶ同時選挙がおこなわれた。結果は、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席が約689万票を集め、与党・中国国民党候補の朱立倫主席に300万票以上の差を付け圧勝。民進党は立法院でも、1986年の結党以来初の過半数の議席を獲得し、国会とのねじれのない完全な政権交代をはじめて成し遂げた。台湾は中国大陸との関係改善をより志向する「藍営」(藍色陣営:国民党に代表される)と、台湾アイデンティティをより強調する「緑営」(緑色陣営:民進党に代表される)の二大政党制の国だが、今回のダブル選では、学生運動「ヒマワリ学運」をルーツに持つ新政党・時代力量の躍進と合わせて、政界の「緑化」が一気に進行することになった。 ところで、今回の選挙結果に最も強い関心を示した外国は、(中国政府の関係者を除けば)おそらく日本だっただろう。一昔前までは、中国への配
日中韓の出席者らが活発な議論を行った共同シンポジウム=東亜日報提供日中韓シンポの主な参加者 【ソウル=福田直之、久土地亮】主権・領土や歴史認識の問題で悪化する日中、日韓関係をどうするか。日本、中国、韓国の研究者らが参加する共同国際シンポジウム「朴槿恵(パククネ)・習近平(シーチンピン)・安倍晋三政権の時代における3国の協力は?」が6日、ソウルで開かれた。冷静な対応と、民間ルートでの交流活性化を求める意見が相次いだ。 シンポは、朝日新聞AJWフォーラム、東亜日報化汀平和財団、中国現代国際関係研究院が共催。昨年後半以降に相次いで誕生した各国新政権の考えを踏まえつつ、主権・領土や歴史認識の問題にどう対応するべきかを民間の研究者らが話し合った。 尖閣や竹島、日中韓の歴史認識を巡る問題で3国関係が冷え込むなか、5月下旬にソウルで予定されていた日中韓首脳会談が延期の流れになったためだ。 最大の
【動画】サン・プリンセスを公開=伊勢剛撮影日本発着のクルーズで運航されるサン・プリンセス=いずれも横浜港、伊勢剛撮影14階のビュッフェ・レストラン15階にあたる屋外デッキ。大型スクリーンでは各国の最新映画に加え、「男はつらいよ」など日本映画も上映する予定だという船内にはフィットネスルームも。航海中は海を見ながら汗を流すことができる客室は全部で1011室。海側にバルコニーがついている部屋も就航記念のセレモニーではシャンパンタワーが登場した就航を記念して、船内の7階にある劇場でショーも開かれた 今春から日本発着のクルーズに本格参入する米プリンセス・クルーズ社は26日、横浜港に寄港中の豪華客船サン・プリンセス(7万7千トン)の船内で、就航記念のキックオフパーティーを開いた。約3カ月間、横浜や神戸を主な発着地として、広島、長崎、函館など国内各地の港や韓国、台湾などに寄港する。最初のクルーズは27
北朝鮮の挑発的な動きについて、小野寺五典防衛相は21日、「国際社会で北朝鮮に圧力を強めているが、中国のルートだけ抜けている」と述べ、最大の援助国である中国の取り組みが不十分だと指摘した。フジテレビの番組で語った。 小野寺氏は「北朝鮮の核実験の成果は、もしかしたら中東のさまざまな国に渡り世界の緊張につながる」と強調。「国際社会に中国がしっかり向き合い、中国を通じた北朝鮮への圧力が大事だ」と語った。 「米韓の軍事演習が(北朝鮮に)相当効いている。(先月、核兵器を搭載できるステルス機)B2爆撃機が韓国で演習をしてから約2週間、金正恩(キムジョンウン)第1書記は姿を消している」と指摘。「(北朝鮮は)これだけ強いことを言ったり、やめてくれと言ったりしている。隙を見せずに体制、体質の変換を望む」と語った。 関連記事ミサイル発射可能性低下か 北朝鮮、中国と対話意向示す(4/20)金正恩氏に「父にない
ユーラシア・グループ代表のイアン・ブレマー氏=ワシントン市内、ランハム裕子氏撮影筆者 ■特派員リポート 大島隆(アメリカ総局員) 東アジアは、21世紀の成長エンジンから「火薬庫」に変わりつつあるのか――。尖閣諸島を巡る日中対立や朝鮮半島情勢の緊張を、域外の国はハラハラしながら見守っている。政治リスクを分析する調査会社「ユーラシア・グループ」のイアン・ブレマー代表に聞いた。 ブレマー氏はスタンフォード大で博士号を取得した政治学者。20代でユーラシア・グループを立ち上げ、主導的な役割を果たす国がない世界を意味する「Gゼロ」を提唱した人物として、日本での知名度も高まってきた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事米国とイスラエル、協調演出 対イラン外交解決で一
下甑島で見つかったケラトプス類の歯根の一部の化石(先端部分)=鹿児島県薩摩川内市役所 鹿児島県薩摩川内市の離島、下甑島の約8千万年前(中生代白亜紀後期)の地層から、角竜類(つのりゅうるい)(草食恐竜)の仲間、ケラトプス類の歯根の一部の化石が見つかり、市教委が19日、発表した。ケラトプス類の化石はウズベキスタン、中国に次ぐアジア3例目で、国内初という。 ケラトプス類は、大きな角を持つトリケラトプスが有名。見つかった化石の大きさは最大幅12・1ミリ、高さ8・6ミリ、最小幅8・1ミリ、厚さ3・7ミリ。6月に熊本大で開かれる日本古生物学会で発表される。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら
【ワシントン=大島隆】日米韓3カ国の外交当局者は4日、北朝鮮の人工衛星と称する弾道ミサイル発射計画について、米ワシントンの国務省で今後の対応を話し合った。外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長によると、3カ国は、発射した場合、国際社会が断固とした行動を取る必要性で一致した。 協議後、記者団の取材に応じた杉山氏によると、3カ国は北朝鮮のミサイル発射計画に「強い懸念」を共有。これまでの国連安全保障理事会決議や4月の安保理議長声明に反するとの認識を共有。北朝鮮に安保理決議の順守を強く求めることで一致した。また、杉山氏は「北朝鮮が発射を強行した場合は、4月の安保理議長声明を踏まえ、国際社会が断固とした行動を取る必要性を確認した」と話した。4月の議長声明は、北朝鮮がさらなる発射をした場合は「これに応じて行動を取る」としている。 また、韓国の林聖男・朝鮮半島平和交渉本部長も「国連安保理はさらなる措置を取
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