13日、インドネシア・バリ島のデンパサル国際空港沖に突っ込んだライオン航空機(同国のTV ONEの映像から)=AFP時事 【ジャカルタ=郷富佐子】インドネシア・バリ島のデンパサル国際空港で13日午後3時半(日本時間同午後4時半)すぎ、同国の格安航空会社ライオン航空のバンドン発デンパサル行きボーイング737―800型機(乗客101人、乗員7人)が着陸に失敗、滑走路から数十メートル下の海へ突っ込んだ。地元メディアによると、50人以上が負傷したという。 機体は完全に海につかり、尾翼に近い後方が折れた。地元ラジオ局に対し、乗客の一人は「激しく揺れ、突然、窓ガラスが割れて機内に海水が入ってきた」と語った。地元メディアは「死者が出なかったのは奇跡的だ」などと伝えている。同社によると、同機はスラウェシ島パルからカリマンタン島バンジャルマシン、ジャワ島バンドンを経由してデンパサルへ向かったという。