朝日新聞デジタル：「福島事故対策」導入見送り 米原子力規制委 - 国際

【ワシントン＝行方史郎】米原子力規制委員会（ＮＲＣ）は１９日、福島原発事故を受けて検討してきた「フィルター付きベント設備」の原発への設置について、当面見送ることを決めた。別の方法とも比較しながら１年間かけて検討をし、４年後をめどに新たな規制を導入する。 炉心溶融事故時のベント（排気）操作で大気中に放出される放射性物質を取り除く設備で、日本でも設置する方針。ＮＲＣの技術スタッフが昨年１１月、設置を提言。しかし、費用の面から国会議員や原子力業界が反対していた。５人いるＮＲＣの委員のうちマクファーレン委員長は設置に賛成したが、残る委員が慎重な姿勢を見せた。 関連記事米原発３基が停止 「サンディ」の影響、冷却機能は確保(10/31)米原発１基、１３年に閉鎖 発電会社「採算に合わない」(10/24)米原発不具合、「非常に珍しく深刻」ＮＲＣ委員長(4/7)原発配管の改良「三菱重が拒否」 米議員ら徹底

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「ＮＲＣの技術スタッフが昨年１１月、設置を提言。しかし、費用の面から国会議員や原子力業界が反対」

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“「フィルター付きベント設備」の原発への設置について、当面見送ることを決めた。”　アメリカの話。

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朝日新聞｜「福島事故対策」導入見送り　米原子力規制委