友人のMに誘われて飲みに行くと、Yくんが来ていた。 場所は京都のどこかにあるアイリッシュパブ。時刻は21時を回ったところで、店内は酔客でごったがえしていた。二人は少し早めに飲み始めており、私が到着した時にはビールを片手にMacBook Airを覗きこんでいた。画面には、作成途中の英文のテクストが表示されている。 Apple本社に送る履歴書だという。 友人のMは(あまりにも日本語堪能なので忘れそうになるけれど)れっきとしたアメリカ人だ。尊敬語・謙譲語を使いこなし、並みの日本人よりも漢字を知っている。一方、Yくんは○○大学修士課程の学生で、ただいま就職活動中。留学時代に手にしたツテで、Appleのインターンシップに参加することになったのだという。インターンへの応募には履歴書が不可欠。英文の添削をMに依頼した。 知ってのとおり、インターンシップは入社への窓口になることも多い。Yくんの成功を祈りな
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