財政破綻や預金封鎖は日本で起こるのか 預金封鎖は、政府が借金で破たん状態になった時、銀行預金など国民の財産に財産税という形で課税するために、強制的に銀行から預金を下ろせなくすることを言います。預金が封鎖されるので預金封鎖です。 いわば、財政破綻を避けるための手段が預金封鎖ということです。ですから、国民が破産しても国家は生き残るということです。戦争に負けても、財政が破たん寸前になっても、現に日本政府は生き残っています。他の財政破綻がちらついた国、政府も生き残っています。 例えば最近30年で預金封鎖を行った国では、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、キプロスがあります。いずれも国家は今もあります。もっとも、国民は高インフレなどで資産の目減りを受け、辛酸を舐めました。 なお、インドも銀行営業停止の預金封鎖を先日行いましたが、これは目的が異なります。 戦時中の戦費が膨らみ、返済のめどが立たなくなっ