第2次世界大戦中に、旧日本軍の捕虜となった米国人などに鉱山での労働を強いたとして、三菱マテリアル(本社・東京都千代田区)が19日、米・ロサンゼルスで元捕虜らに初めて謝罪することがわかった。 同社によると、木村光常務執行役員らが式典に参加し、元捕虜の代表や、遺族に対して会社としておわびの言葉を述べるという。 同社によると、同社の前身の三菱鉱業が経営していた秋田や兵庫などの鉱山では、約900人の米国人捕虜らが労働を強いられていたという。日本政府はこれまで、旧日本軍の捕虜となった米国の元兵士に対して「心からのおわびを表明します」として、公式に謝罪していた。