アメリカのオバマ大統領が27日、被爆地・広島を訪問するのを前に、韓国人の被爆者で作る団体がソウルのアメリカ大使館の近くで集会を開き、アメリカ政府に対して謝罪と賠償などを求めました。 団体は26日午後、韓国を出発して広島を訪れ、平和公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」に献花するなどして追悼することにしています。 そして、27日は平和公園でオバマ大統領に直接、要求が書かれた手紙を手渡したいと考えています。 2歳の時に広島で被爆した、シム・ジンテ(沈鎮泰)さん(73)は、「世界が知っているのは、日本の被爆者だけということが本当に悔しい」と述べ、韓国人にも被爆者がいることを訴えたいと強調しました。