館内のバーのひとつを喫煙ができるようにしている横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(横浜市)に対し、神奈川県が近く、禁煙にするよう指導するとホテルに通知していることが2日わかった。神奈川県は、他人のたばこの煙を吸い込む健康被害を防止するため、県内の公共的な施設を原則禁煙とする全国初の受動喫煙防止条例を制定し、1日から施行している。 このバーはホテルに3階にあるメインバー「ベイ・ウエスト」。ホテル内は原則禁煙で、喫煙者のためには専用の施設を設置するなどの対応をしているが、このバーはふだんから6割が喫煙客であることから、条例施行後も喫煙可能とした。 県の条例では、病院や学校などの施設は全面禁煙が義務づけられている。飲食店、旅館などは小規模店や風営法対象店をのぞき、禁煙か、禁煙エリアに煙が流れ出ないような設備を整える完全分煙かの選択を義務づけられている。違反した場合には、喫煙者本人なら2万円以下、