タグ

経済と思想に関するsimommのブックマーク (9)

  • 反グローバリズム派の言い分 - しっきーのブログ

    この頃盛んに「グーローバリデーションの危機」という議論がされるが、「危機」と叫ばれるほど支配的になったイデオロギーにもかかわらず、上手くいっているとは言えない現状がある。「グローバリズムが世界を滅ぼす」というでは、反グローバリズム派の論客達が意見を交わし合い、それぞれグローバリズムに反対する理由を論じている。いくつか興味深い論点があったので紹介していく。 グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書) 作者: エマニュエルトッド,柴山桂太,中野剛志,藤井聡,堀茂樹,ハジュンチャン,Emmanuel Todd出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/06/20メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る 集まった論客の中でも、エマニュエル・トッドの頭の切れが抜群だった。この人の話だけでも書を読む価値がある。トッド氏は教育や各国の人口構成、家族システムからグローバリズムの問題

    反グローバリズム派の言い分 - しっきーのブログ
  • 1855年のマンチェスター 『共産党宣言』が生まれた背景 : Market Hack

    Twitterなどへの投資で知られるユニオン・スクウェア・ベンチャーズのフレッド・ウィルソンはいま飛ぶ鳥を落とす勢いのベンチャー・キャピタリストですが、彼がCarlota Perezの『Technological Revolutions and Financial Capital』というを強く推奨したことから、このはソーシャル・メディアに投資するベンチャー・キャピタリストの間では「絶対読んでおくべき」という評判になっています。 Technological Revolutions and Financial Capital: The Dynamics of Bubbles and Golden Ages クチコミを見る Perez理論については以前に紹介したので今日は割愛します。 ただ産業革命やインターネットなどの新しい技術が登場するとそれが社会全般に伝播する過程で大きな社会的軋轢を伴

    1855年のマンチェスター 『共産党宣言』が生まれた背景 : Market Hack
  • [中級経済学事典] 双対性 - 池田信夫 blog

    週刊ダイヤモンドの経済学特集で「経済学の古典10冊」を選んだのだが、いちばん困ったのが新古典派の古典だ。もちろんワルラスやマーシャルもあるが、いま読んでおもしろいではない。普通ならヒックスの『価値と資』だろうが、このリストではあえて絶版のKoopmans, "Three Essays on the State of Economic Science"を選んだ。 経済学を系統的に学んだ人とそうでない人の最大の違いは、経済システムを資源配分メカニズムと考えるどうかだと思う。普通の人は市場を「金もうけのしくみ」と考えるが、新古典派の標準的な理論には貨幣は出てこない。また均衡状態では利潤はゼロで、誰ももうからない。市場メカニズムは主観的には利潤追求のしくみだが、結果的にはそれが「見えざる手」によって効率的な資源配分を実現するのだ。 このアダム・スミスの言明は神秘的で証明されてもいないが、そ

  • リーマンの破産、擬制の終焉。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2008.09.16 リーマンの破産、擬制の終焉。 (12) カテゴリ:ヒラカワの日常 リーマン・ブラザースが、チャプターイレブンの適用を申請のニュース。 テレビも新聞も大騒ぎである。 だからなんだというのだ。(と、前にも言ったけど) 金で金を売り買いして肥えてきた会社が、 金で躓き、金に行き詰ったという話である。 勿論、世界は混乱するだろう。 一般消費者も、景気の後退の影響を受けるだろう。 だが、この混乱はモノやサービスを媒介しない 欲得と欲得の交換が巨大過ぎるビジネスになったときにすでに はじまっていたと思うべきなのだ。 この度の米国経済の破綻は、 信用の収縮と呼ぶべきものではなく、行き過ぎたお金への信仰が、 欲望が再生産を繰り返して作り上げた幻影に対するものでしかなかった ということが露呈したに過ぎない。 最初から信用というようなものは無かった。 信仰は、幻影には実体がないと分かった

    リーマンの破産、擬制の終焉。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ
  • 経済学のイノベーション - 池田信夫 blog

    今年は、サブプライムに端を発した世界不況のあおりで、年末の日経平均株価は5年ぶりに年初を下回った。しかし日米欧のチャートをよく見ると、最大の打撃を受けたはずのアメリカのダウ平均は年初に比べて7%上がっているのに、日経平均は11%も下がっている。この原因は、外人投資家が業績の低迷する日株を売り、中国やインドに投資を移したためだといわれる。つまり日経済の最大の問題は格差でもデフレでもなく、経済の衰退なのである。 この意味で政府の「成長力重視」という目標は正しいが、具体的な政策として出てくるのは、「日の丸検索エンジン」や「京速計算機」のような「官民一体でガンバロー」みたいな産業政策ばかり。この背景には、成長の源泉をもっぱら技術開発に求める発想があるようだが、最近の実証研究で注目されているのは「再配分の生産性」だ。別に新しい技術を開発しなくても、古い産業から新しい産業に人材を移し、グーグル

  • ケインズの思想 - 池田信夫 blog

    ケインズは、疑いもなく20世紀のもっとも重要な経済学者だが、現在の経済学界では、その影響はマクロ経済学の入門書以外にはほとんど残っていない。学部でIS−LM図式などを勉強した学生は、大学院ではそれがもう過去の理論だと教えられ、まったく別の「新しい古典派」理論を学ぶ。そこには、非自発的失業も名目賃金の硬直性もない。 しかしケインズの『一般理論』(ウェブで全文が読める)を読んだ人は、ここからどうやってIS-LMが出てきたのか不思議に思うだろう。その翌年、いろいろな批判に答えてケインズが『一般理論』のエッセンスを15ページにまとめた論文では、彼は一貫して不確実性こそ自分の理論のコアであることを強調し、均衡理論的な解釈を拒否している。 投資水準は資金需給の均衡ではなく、予測不可能な未来についての投資家の心理で決まるので、それが完全雇用を実現する保証はない。他方、その資金をもつ資産家は、不確実性

  • 分裂勘違い君劇場 - むき出しの自由競争では人々は疲弊し貧困が拡大。自由競争を否定すると欲望が抑圧される。この矛盾を解決してみなが素直な気持ちで豊かに生きられる社会。

    人々が利己性の欲望に駆り立てられるまま、私利私欲に走ると、社会はどんどん悪化します。 しかし、欲望を抑圧する社会では、人々は幸せにはなれません。 当に豊かな社会とは、人々が自分の欲望を素直に解放して生きることの出来る社会です。 つまり、利己性は、抑圧しても、解放しても、人々を不幸にするやっかいな欲望なのです。 そのため、人々の利己性をクリーンなエネルギーに変換する装置を、人類は発明しました。 自由経済市場が破綻するとき そもそも、自由競争が正当化されるのは、「自由市場経済において、私欲を追求しようとすると、結局、よりよい商品を、より安く、より多くの人に提供するしかないので、結果として、最大多数の最大幸福が実現される」という理屈からだ。利己的な目的のために行動しても、結果として社会全体としては利他的な目的が達成されるという理屈からだ。自由市場経済とは、利己性の欲望という、「人類が持つもっと

    分裂勘違い君劇場 - むき出しの自由競争では人々は疲弊し貧困が拡大。自由競争を否定すると欲望が抑圧される。この矛盾を解決してみなが素直な気持ちで豊かに生きられる社会。
    simomm
    simomm 2007/02/09
    まとめた内容
  • 分裂勘違い君劇場 - 無能でも嫌われ者でもないないのに会社から排除されてしまう人の特徴

    経営層は、会社に都合の悪い人間を排除することにとても熱心です。 だから、人事や業務フローの会議のとき、「こういう人を排除する仕組みにしましょう」という前提で話をすることがよくあります。 当然、無能な人と嫌われ者は排除されがちですが、そのどちらでもないのに排除されてしまう人がいます。 たとえば、「よくいるんだ、こういう経理のおばちゃん。そういう人をのさばらせないために、こういうシステムにするんだ。」という管理部長の人がいました。 彼の言うには、経理処理システムを、経理のおばちゃん*1にまかせておくと、やたらと仕組みを複雑にして、その人以外が手を出せないようにしてしまう。 だから、会社側は、彼女を別の人にすげ替えるわけにもいかず、そのおばちゃんの地位は安泰になるわけです。 ビジネス戦略的には、一見、このおばちゃんの戦略は賢いように見えます。 参入障壁を築くことで、おいしいビジネスポジションを独

    分裂勘違い君劇場 - 無能でも嫌われ者でもないないのに会社から排除されてしまう人の特徴
    simomm
    simomm 2007/02/08
    生産性の話。
  • ハイエクと知的財産権 - 池田信夫 blog

    先日も少し紹介したが、最近、経済学者のブログでハイエクがちょっとした話題になっている。サックスが「ハイエクは間違っていた」と論じたのをイースタリーが批判し、さらにサックスが反論している。ポイントは、ハイエクが30年前に「スウェーデンのような福祉国家は社会主義国と同じ運命をたどるだろう」とのべたことだ。実際には、北欧諸国の経済的なパフォーマンスは良好で、日でも「北欧型をめざせ」という議論がある。 しかしハイエクが生きていたら、こんな批判は一蹴しただろう。彼にとって社会主義の欠陥は経済的な非効率性ではなく、それが人間の自由を拘束すること自体だからである。彼は、非常に有名な1945年の論文で価格メカニズムの意味をこうのべる:合理的な経済秩序の問題に特有の性格は、われわれが利用しなければならないさまざまな状況についての知識が、集中され統合された形では決して存在しないという点にある。[・・・]し

  • 1