宇宙船を発射するにあたり、ロケットに点火する方法は、すでに実用されている方法ではあるが、現状の方式は燃料効率が悪い。 そこでカナダのThoth Technology(ソス社)は高さ20キロメートルの宇宙エレベータータワーが、この問題を解決しうると発表した。同社の、宇宙システム専門家、イワン・トマスゼウスキー氏は次のように言う。「もし、20キロメートルの高さのタワーから発射すれば、切り離しロケットを使わずに宇宙の軌道に乗せられます。今のロケット発射装置では垂直に打ち上げを行い、その後、推進剤の段を海に捨てて飛行を続けていますが、これが不要になります」 このタワーを利用すれば、ミッションにかかる燃料コストを30%削減できるという。 タワーは強化された膜型素材で建設され、中心にある空洞にあるエレベーターのかごで、ロケットをタワーの最上部へと運ぶ。ロケット打ち上げだけでなく、通信にも利用でき、風力
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