カゴカキダイ(右上)やタカノハダイ(左下)など南方系の魚に交じって北方系のハタハタ(中央右寄り)の姿も=富山県魚津市の魚市場、魚津水族館提供富山県魚津市の魚津水族館職員が取ったハタハタの卵塊=同館富山県魚津市の魚津水族館職員が取った南方系のゴンズイの群れ=同館提供 富山湾がおかしい。春中心のサワラが一年中網にかかり、名物のホタルイカが取れる時期が早まり、ブリの水揚げは平年の半分になった。南方のゴンズイの群れもみられ、温暖化の影響かと思いきや、北のタラバガニも初水揚げ。原因が分からず、地元漁師らは「これまでの経験が通じない」と戸惑っている。 富山県魚津市のある漁師は「沖合の表層で回遊しているマダイやヒラメが一度にたくさん揚がる。今までにない取れ方だ」と首をかしげた。 魚市場には、例年だと1月初旬には見られなくなる南方系とされるカゴカキダイやタカノハダイが、数は少ないが2月でも並ぶことが