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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (7)

  • 2012年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    (写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです) みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。すっかり寒くなってきましたがお元気ですか。おもえば人生つらいことばかりですが、マヤ文明の予言によれば今年の12月21日で地球は滅亡すると言われており、この予告された死、ディザスターの危機をかろうじてくぐり抜けた私たちが生きているのは、おまけの時間、いわば余生です。誰もが12月21日に一度死んでいるのですから、ここはひとつ開き直って、今後は適当かつ雑に、リラックスしながら生きていきたいものですネ。 えーと、何の前置きが自分でもよくわかりませんでしたが、毎年恒例となっています「ふりかえる」企画の結果を発表します。いい映画ばかりですので、たのしい年末年始のDVD鑑賞の参考にしていただきたいとおもいます。このような質問内容でアンケートを募りました。 名前/性別/ブログURL

    2012年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
    sirocco
    sirocco 2012/12/27
    私の場合は韓国映画「高地戦」が断トツ。ここ
  • 『ソーシャル・ネットワーク』を見たゼ! - 空中キャンプ

    新宿にて。デヴィッド・フィンチャー新作。すばらしい! とてもいい映画でした。登場する人びとの関係性や会話の妙が中心となる映画で、これほどに緊張感のある刺激的なストーリーになっていることに感心しました。わけても、ジェシー・アイゼンバーグ*1演ずる主人公マーク・ザッカーバーグの描かれ方には、脚と構成力の確かさを感じました。さまざまな相反する意図や裏の意味が重層的に読み取れる、複雑な視点で作られた映画である点もユニークで、見終えてから他の人と話したくなるような作品でした。 きわめて印象的な冒頭の会話には、主人公の性格がほとんどすべて凝縮されている。そのため観客は、オープニング後ほんの数分で、この主人公がいったいどういう性格の持ち主なのかを理解することができる。映画のオープニングとして、きわめて効果的だと感じた。頭の回転が速く、会話の何手も先を読んで返答してしまうために、相手を落ち着かない気持ち

    『ソーシャル・ネットワーク』を見たゼ! - 空中キャンプ
    sirocco
    sirocco 2011/01/20
    昨日、見に行けばよかった。今朝、フジTVで紹介があってオタクを演出するための超高速なセリフを紹介していた。次の休みだね・・・ 『ソーシャル・ネットワーク』を見たゼ!
  • 『生きる技術は名作に学べ』/伊藤聡 - 空中キャンプ

    こんにちは。ブログ「空中キャンプ」を書いている伊藤聡ともうします。2004年1月にこのブログをスタートさせていらい6年、とてもうれしいことに、まとまったかたちで文章を発表する機会をいただきました。来年の1月19日(予定)に、ソフトバンク新書から、わたしの初めての著書、『生きる技術は名作に学べ』が発売になります。 出版のきっかけは、ソフトバンク クリエイティブのメールマガジン「週刊ビジスタニュース」に何度か寄稿したことでした。そこでつながりのできたソフトバンクの上林編集者から、今回の話をいただき、企画について打ちあわせを重ねながら、過去の世界の名作を自由に読み解くというこのの執筆がスタートしました。十冊の海外小説を取り上げ、いっけん古めかしく見えるそれらの名作から、生きる技術を発見していこうという趣旨です。 『赤と黒』を書いたのはスタンダールだと知っていても、じっさいに『赤と黒』を読んだこ

    sirocco
    sirocco 2009/12/21
  • ありかを見つけた - 空中キャンプ

    sirocco
    sirocco 2008/05/02
    一冊欠けたジャンプが物語を引っぱている。頼まれた私が一人であやしげなところに一人で行くまでの葛藤なんかもあったでしょうね。
  • ■「走ることについて語るときに僕の語ること」/村上春樹 - 空中キャンプ

    村上春樹新刊。村上が二十五年つづけてきたマラソンについてのエッセイ。とてもたのしく読むことができた。村上がひろく支持される理由のひとつに、彼の一貫してストイックな資質があげられるとわたしはおもいますが、このを読むと、そうした彼ほんらいの性格がよくわかってとても興味ぶかかったです。わたし自身も、水泳をはじめて二年半たち、それで生活がかなり変わってきているので、こので書かれていることにはかなり共感できたし、納得できることもたくさんあった。 村上ほどストイックではないですが、ひとの基的な性格をおおまかに分類すれば、村上とわたしはおそらく、同じあたりにポジショニングされるとおもう。禁欲的な作業のくりかえしに快楽を見いだすし、いったんなにかをはじめると、わりにしつこいところもある。いずれにせよ他人にはなかなか理解されにくい。どうして走るんだ、わざわざ苦しいことを進んでやって、なにがおもしろい

    sirocco
    sirocco 2007/11/07
     どこかにあった「カラマーゾフの兄弟」についての文章で村上春樹を読んでみようと思ったことがあった。しかし、この文章で読みたくなくなった。村上春樹は私の嫌いなタイプ?
  • 2007-08-24 - 空中キャンプ

    「普通の人々」はとても有名な映画で、八〇年度*1のアカデミー賞をとっている。わたしは過去の映画作品についてあまり詳しくないのだが、この映画はとても好きで、何度も繰り返し見ている。見るたびに、すごくいい映画だなーとおもう。長男をボート事故で亡くした家族と、事故後の生活を描いた作品。 人はとても些細なこと、ほんの小さな原因であっても、時には立ち直れないほどに傷ついてしまうものだということが、この映画を見るとよくわかる。人をほんとうに深く打ちのめすのは、いっけん取るに足らないようなできごとだ。あるタイミングで人が見せる、ちょっとした表情や仕草、無意識のうちに言ったひとこと。それが、「普通の人々」(Ordinary People)をこれ以上ないほどに痛めつける。たとえば、わたしが過去に、他人に言われて傷ついた言葉、または態度。おもいだしてみれば、それは決して大げさなものではなかったような気がする。

  • 空中キャンプ - 「イェルサレムのアイヒマン」を読む/第一回

    ヨーロッパにおけるユダヤ人迫害について、あらためてきちんと資料を読んでみようと考えたのは、わりと最近のことで、それはこの問題が、映画小説などでひんぱんに取り上げられるおおきなテーマでありながら、わたし自身、その具体的な事実や、歴史的経緯、ナチスドイツの成り立ちなどについて、ほどんどなにも理解していなかったと気がついたためである(わたしはずっと、アウシュヴィッツはドイツにあるのだとおもっていた*1)。そこから、関連する資料や評論、研究を読みすすめていくうちに、この問題について論じられた、「イェルサレムのアイヒマン」という有名なの存在を知った。そして、ハンナ・アーレントという、ユダヤ系ドイツ人女性によって書かれたこのテキストを読み、できるだけなにかを考え、それを文章にすることはできないかとおもったわけである。 なぜ、1930- 40年代のヨーロッパや、ナチスドイツについて考えるのか。それを

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