■ツキノワグマ 食への“執着心” 立山カルデラ砂防博物館 白石俊明学芸員:「ツキノワグマの食物に対する執着心は非常に強い。警戒を続けないといけない」 クマの食べ物に対する強い執着。近年の調査で、その実態が分かってきました。 2歳から3歳ほどの雄のツキノワグマが調査のため山に仕掛けた杭に前足を置いて立ち上がります。見上げる先にはバケツが。中にはクマが好むハチミツが入っています。 信州ツキノワグマ研究会 浜口あかりさん:「ツキノワグマは胸に月の輪の模様があり、個々に形が違うので、クマを立ち上がらせた状態で正面から撮影することで識別する調査をしている」 信州ツキノワグマ研究会は25年以上にわたり、長野県内で研究を続けています。目的は野性のクマの個体を追跡調査すること。餌付けになってはいけないので、ハチミツはクマが届かない位置、2メートルほどの高さにつるしています。ところが、人間の想定を超える事態
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