「努力できる才能」という言葉を使う人がいるが、努力できることは才能なのか、それとも単なるスキルなのか、意見が結構分かれる。 だが、実際のところはどうなのだろうか。 少し調べてみたところ、面白い研究があった。 ノーベル経済学賞を受賞した、シカゴ大学のヘックマン教授が行った「ベリー就学前プロジェクト」という試みだ。*1 このベリー就学前プロジェクトは、低所得の3歳〜4歳の子どもたちに、「質の高い就学前教育」を提供することを目的に行われ、高く評価されているという。 内容としては対象者に対して ・幼稚園の先生は修士号以上の学位を持つ児童心理学などの専門家に限定 ・子供6人を先生一人が担当するという少人数制 ・午前中に約2.5時間の教室での授業 ・1週間につき90分の教師の家庭訪問 と言った手厚い教育を行うもので、子供だけではなく、親に対しても積極的に介入が行われた。*2 そして、このベリー就学前プ
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