敬虔な仏教国であるラオスでは、黄色い袈裟に身を包んだお坊さんが一列になって歩き、沿道に並ぶ人々から一握りのご飯を受け取る托鉢(たくはつ)というセレモニーが毎日行われています。 ガイドの Tさんによれば、「托鉢において、お寺は郵便局のような役割です。人々が祖先に届けたいお供え物をお坊さんに託せば、自分の代わりに祖先に届けてくれます」とのこと。 日本だと仏壇に供えるご飯を、ラオスではお坊さんに託す、ということですね。 時にはタイや日本から来たお坊さんも(ラオスのお坊さんに食べ物を渡す側として)参加するため、お坊さんがお坊さんにお供え物を渡すという不思議な絵も見られます。 ↓ 托鉢はラオス全土で行われてますが、もっとも観光客向けにアレンジされているのが、古都であり世界遺産でもあるルアンパバーンという街の托鉢です。 まず、ここの托鉢は開始時間が違います。 他都市では通常、朝 5時半頃に行われますが