10歳の雄の飼い犬 人間の50歳ほどに当たる8歳以上の飼い犬の約20%に、アルツハイマー病に似た認知症が疑われる行動がみられることが、日本獣医生命科学大獣医学部の入交真巳講師の調査で2日分かった。今後発症が懸念される「予備軍」も半数に達していた。 全国の動物病院やドッグランを利用した飼い主に症状の有無をアンケート。疑い例のうち獣医師が診断したケースは17%にとどまり、症状が進んで夜間にほえたり攻撃性が高まったりしても適切に対処できていない可能性がある。 発症初期なら餌や生活習慣の改善で症状が治まる場合があり、入交さんは「早めに専門の獣医師に相談してほしい」と話している。
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