そういえば、「きっこのブログ」が坂東眞砂子さんの子猫殺しについてとりあげています。 → http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/08/post_3aec.html 同ブログに転載された板東さんの文章を読んだときに、私はすこし抵抗を感じました。とはいえ、板東さんを糾弾するきっこさんの書いたもののほうが、より気持ち悪く感じられました。 どこが気持ち悪いのか。もっとも気持ち悪かったのは、猫の話を人間の話に直結させてしまうところ。猫の件に関しては、板東さんが子猫を殺す理由を述べているので、それに対していくら反論してもかまいません。しかし、猫の話を人間にあてはめて考える場合は、ある程度の注意が必要でしょう。 アジアやアフリカの極貧地域では、ごく最近まで、いやいまも「間引き」がおこなわれているという実態を知る努力をしたり、日本における「間引き」の歴史を民俗学