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ブックマーク / decinormal.com (12)

  • お伽話と魔法が、私に現実を生きる力をくれる ―トラウマ治療を経て気づいたこと

    デーモンは、ワークの中でしっかり直視し、存分にもてなしてやることで満足して消える。その代わりに「なかま」(心理学用語ではイマジナリー・フレンド)が出現し、それまでデーモンの隠し持っていた智慧を与えてくれるようになる。 私が最も気に入っているのは、最終的に「私」はこの「なかま」と一体になり、空(くう)の安らぎの中に消えていくというところだ。私はそれまで、生活の中で深い安らぎや安心感を得るのに困難を感じることが多かった。しかしデーモンワークの最後では、いままで体感したことのないような平安を感じることができたのだ。 こんな体験もあった。あるとき、自分をいつも振り回す「不安」を扱ってみようと思い、「不安のデーモン」をイメージしてみた。すると、目の前に浮かんでくるのがなぜか母の姿なのだ。普段は何かしら特異な化け物の姿が浮かんでくるので、気のせいかと何度も振り払ってみても、どうしても母の姿が浮かんでく

    お伽話と魔法が、私に現実を生きる力をくれる ―トラウマ治療を経て気づいたこと
    sky-y
    sky-y 2018/01/08
    良記事。「もちろんこの領域には怪しいものや危険なものもたくさんあるから」と釘を刺しつつ、それでも「呪い」を越えて前に進むための「白魔法」のすすめ。
  • Concept

    decinormalとは deci = 「10分の1 」、normal = 「基準の」で、「10分の1基準の」という意味。化学の専門用語で、decinormal solution というと「10分の1の濃度の溶液」という意味になる(重量比で、水1:物質9の量で構成された10の量の溶液)。 10分の1濃度の憂 私は30歳を過ぎたころ、発達障害との診断を受けた。 日人のおよそ10人にひとりがなんらかの発達障害を抱えている 発達障害のテーマカラーはブルー(autism blueと呼ばれる) 行き当たったこんな情報について考えていたら、私の頭には「私たちは10分の1濃度の青色をした溶液だ」というイメージが浮かんだ。 発達障害の原因についても、その態についても、決定的なことはまだ解明の途上にある。わかっているのは、現在のところ一定の割合の人たちが、発達障害と呼ばれる何かを背負い、苦しんでいると

    Concept
    sky-y
    sky-y 2017/11/30
    “私たちは10分の1濃度の青色をした溶液だ” 個人的には、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』を連想した。直訳すると「ブルーのようなもの」。deciという定量的なニュアンスではないけど。
  • AbemaPrime「精神障害者と就労」まとめと感想 #アベプラ 【わかり手さん出演】

    2018年から精神障害者の雇用が義務化される。この動きを受けて、「メンヘラ.jp」というメディアの編集長である「わかり手」さんが2017年5月1日、テレビ出演した。ネットTVのAbemaPrimeで放映された「精神障害者と就労」という特集である。Twitterでの実況まとめと、個人的な感想を記しておきたい。 宇樹が実況していた当時のTLを以下にまとめてある。おっと思ったわかり手さんの発言などはなるべく書き取ってあるので、見逃した人は読んでみてほしい。 ※すべての発言を網羅できているわけではないのであしからず。 わかり手さんテレビ出演時の宇樹による実況TLをモーメントにまとめました。: AbemaPrime「精神障害者と就労」実況まとめ #アベプラ https://t.co/GWMxSnBWLK — 宇樹義子(そらき・よしこ) (@decinormal1) May 2, 2017 Abema

    AbemaPrime「精神障害者と就労」まとめと感想 #アベプラ 【わかり手さん出演】
    sky-y
    sky-y 2017/05/06
    “たとえばウガンダの位置や首都やその位置を訊かれたら、正しく答えられる人はかなり少ないだろう。当事者でないというのは、基本的にそういうことなのだ。” 粘り強い対話の必要性。
  • ニセ医学に騙された体験談と、医療関係者へのお願い - decinormal

    私はかつてニセ医学に傾倒し、脱出し、現在は反ニセ医学活動をしている。思うところあって、私のニセ医学遍歴と、私がニセ医学に傾倒するようになった原因、そして抜け出せた経緯について明らかにしておきたい。後半には、医療に関係する方々へのお願いをまとめた。 いまこの記事を書く理由と目的 まず強調しておきたいこと。私が懸命に反ニセ医学活動をしているのは、私自身がニセ医学の被害者だからだ。突き詰めてしまえばどこまでも自分のためにすぎない。 自分がニセ医学に騙されてきた遍歴など暴露するのは非常に恥ずかしいのだが、思いきって書くことにする。いつか書かなければいけないと思っていたのに、延ばし延ばしにしていたことを先にお詫びしておきたい。 Welq問題を発端に、いままで一般に信頼度が高いとされてきたメディアにさえ、情報の信頼性やモラルの低さに批判が向けられるようになった。 私はこの影響で、自分が今まで信頼してき

    ニセ医学に騙された体験談と、医療関係者へのお願い - decinormal
    sky-y
    sky-y 2016/12/20
    僕自身は漢方を好みますが、それは趣味の範囲としてです。他人に勧めるときは「生活に余裕が出た段階」でやるように必ず言います。標準医療にもスキマがあるからこそ、僕は代替医療は慎重になります。
  • 【発達障害児・発達障害者向け】マインドマップを使って本来の思考力を発揮しよう

    ※訂正: 私が使っているマインドマップソフトをFreeMindと書いていましたが、正しくはXmindです。文も直しておきました。お詫び申し上げます。 ワーキングメモリが小さいASD者 あなたやあなたの周りの発達障害当事者には、以下のようなところがないだろうか。 せっかく沸いたアイデアも、すぐに気が散ってどこかに消えてしまう 常に頭の中が散らかっている感じで、考えが整理できない 周囲から「当は頭がいいのに怠けている」などと言われがち 文章を適切な量にまとめられない(長すぎる、短すぎる→長さの決まっている学校での作文などで低評価がつく) 学習や表現といったことに対してなんとなく不全感やイライラがある 私の仮説は、こうした問題はASD者の「ワーキングメモリが小さい」ことが原因で起こるのではないか、ということだ。 ASD圏の人のワーキングメモリは定型圏の人のそれよりも小さいらしい。 ワーキング

    【発達障害児・発達障害者向け】マインドマップを使って本来の思考力を発揮しよう
    sky-y
    sky-y 2016/10/21
    おすすめです。僕自身は書きものにはアウトライナー(WorkFlowy)を最近使ってますが、マインドマップ(XMind)は「縦横の視覚的な広がり」があるのでアイデア出しには最適です。
  • なぜ人はトンデモにだまされる? ニセ医学・トンデモ医学のカラクリがわかる本の紹介

    たとえば、大地震の前には動物が異常行動をする、という都市伝説について、このではおおまかに言うとこんな感じで解説している。 「1匹のが10年の生涯のうち1回だけ異常行動をすると仮定する。前後に大地震がなかった場合、『変な行動をしたなあ』で済んで忘れてしまうところを、大地震があった場合にはどうしても大地震と紐付けして強く記憶してしまうことになる。ヒトの脳は不安や恐怖を喚起されることについて、なにか合理的な理由を探し出そうとするクセがあるからだ。この強化された記憶が周囲に語り継がれることでこの思い込みは次のさらなる思い込みを喚起していき、都市伝説が形成されていく」 その他、ヒトの脳は点が3つあれば顔として認識しようとするクセがあるとか、UFOという思い込みが先にあると単なるバラバラの光をUFOとしてまとまって認識するとか、それはそれは面白い。 これを1冊読んでおけば、「だってこの目で見たんだ

    なぜ人はトンデモにだまされる? ニセ医学・トンデモ医学のカラクリがわかる本の紹介
    sky-y
    sky-y 2016/05/28
    回覧。一通り読みたいです。(ところで、科学哲学の入門が入ってないのは、わざとでしょうか…? @decinormal1
  • 【コミュ障系発達障害者向け】TwitterをSST的情報源として使ってみよう

    ※SST=ソーシャル・スキル・トレーニング、社会生活技能訓練。クライエントのコミュニケーション技術を向上させることによってその社会生活上の困難を解決しようとする技法。 ASD者の自閉傾向は文章にも現れる 昔からプライベート・仕事問わず、いろいろなメディアで文章を書いてきた。そんななか、数年前からネットのソーシャル化が加速した。 ソーシャル化したネット世界で発言していると、自分には思いもつかなかったマイナスの反応を受けることがときたまあって、私はそのたびに戸惑っていた。自分ではきっちり過不足なくわかりやすく情報を提供しているつもりなのに、なぜ誤読されたり、書いていないことを勝手に読み取ったりされるのだろう、と。この問題は自分の自閉傾向からくるものだろうと推測してはいたが、だったら何をどうしたらいいのかの代案がまったく見つからないのだった。 あなたはどうだろうか? 自分では十分気を遣っていたつ

    【コミュ障系発達障害者向け】TwitterをSST的情報源として使ってみよう
    sky-y
    sky-y 2016/05/19
    Twitterを題材に、発達障害の当事者と非当事者を橋渡しする、素晴らしい記事。そして僕は、こういった記事を自分の言葉で分かりやすく書けるようになりたい。
  • 【発達障害児の親御さん注意!】リーキー・ガット症候群とは何か 定義、原因、症状と検証

    「リーキー・ガット症候群」とは Leaky Gut Syndrome 。略称でLGSとも。日語で「腸管壁浸漏症候群」。leaky=漏出傾向のある、gut=腸。 さまざまな原因で腸壁が傷つくことにより、腸から未消化の物の粒子が体内に漏れ出て、非常にさまざまな症状や病気を引き起こす、とされている仮想の(仮説上の)「疾患」。2016年5月現在、主流派科学界では「科学的根拠がほぼない」とされている。 この「疾患」の提唱側が「リーキー・ガット症候群」によって起こると主張している症状や病気は、非常に多岐にわたっている。彼らは、アレルギーや各種の過敏症、自己免疫疾患といった免疫系の症状から、栄養不良、生活習慣病、胃腸症状、皮膚症状、頭痛、各種の精神疾患、自閉症やADHDなどの発達障害までも引き起こすとしている。 リーキー・ガット症候群の原因とされる要素 以下、10個近くの関連サイトから拾った、提唱者

    【発達障害児の親御さん注意!】リーキー・ガット症候群とは何か 定義、原因、症状と検証
    sky-y
    sky-y 2016/05/17
    最近のニセ医学の根拠に使われる(仮説上の)疾患について。読むポイントは「それが万病の原因かのように見せかける」「あらゆるニセ医学が治療法に上がっている」。
  • マインドフルネスとは何か 定義と実践方法 ―「いま、ここ」に集中する

    最近メンタルヘルス界隈でときどき聞かれる「マインドフルネス」という言葉。一般の人のメンタルセルフケアだけでなく、うつ病やPTSDの治療、心理職に従事する人々のセルフケアなどにも使われている。この記事ではマインドフルネスの定義と実践法について紹介したい。 【2017年2月19日追記】「マインドフルネス瞑想には積極的治療にまさる効果があるとのエビデンスはない」との調査結果がある こちらの2014年の論文のFindings(調査結果)部分によると、 Meditation Programs for Psychological Stress and Well-being: A Systematic Review and Meta-analysis https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4142584/ 以下のような検証結果となっている。(訳:宇樹)

    マインドフルネスとは何か 定義と実践方法 ―「いま、ここ」に集中する
    sky-y
    sky-y 2016/05/15
    いわゆる「瞑想」の現代版がマインドフルネス。メリットもデメリットも書かれているのが良いです。気軽に試したい方は無料アプリのMYALOがおすすめ。音声案内してくれます。 myalo-app.com
  • サイコパスも涙する/わたしのパパはサイコパス ―「サイコパス・インサイド」読後感想その2 - 成人発達障害当事者のブログ | decinormal

    sky-y
    sky-y 2016/05/12
    サイコパスの父についてのエピソード。実は自分の中で、最後まで人権の妥当性を導けなかったのが「殺人鬼としてのサイコパス」だが、実際はごく少数。多数派のサイコパスは、人間的な苦しみを内包しているらしい。
  • 聖書からたどる共感(empathy)・同感(sympathy)・同情(compassion)の語源と違い ―サイコパス・インサイド読後感想その1

    私は自分の父方の祖母と父がおそらくサイコパス、またはサイコパス傾向があるので、激しく興味をそそられて前のめりで買って読んだ。 面白かった点はいくつかある。そのうちの4点が以下だ。 サイコパスがはっきり発現して大量殺人者になったりするには、遺伝子や脳に先天的なサイコパス傾向を抱えていることに加え、幼少時に一定以上に重篤な虐待を受けている必要がある →逆に言えば、著者のように「サイコパス傾向があってときどき冷酷な面や人格的アンバランスさは見せるが犯罪者にはならない」タイプは多数存在する(おそらく少なくとも私の父はこのタイプ) 紛争地域などの暴力が慢性化している地域ではサイコパスに関する遺伝子が集積・増大している可能性がある。というのは、こういった地域の女性たちは守られようとしてより「悪い」男たちと結婚するため サイコパス傾向のある人でも神経症になったりするという事実。著者は若い頃に異常に几帳面

    聖書からたどる共感(empathy)・同感(sympathy)・同情(compassion)の語源と違い ―サイコパス・インサイド読後感想その1
    sky-y
    sky-y 2016/05/12
    保存版。共感(empathy)・同感(sympathy)・同情(compassion)の違いが語源から分かる。
  • 「子どもが発達障害の診断を受けた。どうしよう!」 不安なあなたへ

    子どもが発達障害の診断を受けて、どうしよう! と不安な保護者のあなたへ。発達障害とは何か、保護者としてまず何をすればいいのか、あなたとお子さんはどうなっていくのか、療育はどうすればいいのか、などをお伝えします。 はじめに 初めまして、私はライター・翻訳者の宇樹義子(そらき・よしこ)と申します。このページを訪れてくださり、ありがとうございます。 お子さんが発達障害の診断を受けてから、今どれぐらいですか? 1週間経っているでしょうか。1ヶ月かな? 3ヶ月や半年ぐらいでしょうか。 あなたのお気持ちは今、どんな感じですか? 焦りや不安でいっぱいですか? それとも希望が見えてきましたか? 私は、30を過ぎて発達障害(高機能自閉症)の診断を受けました。そこからさかのぼって、自分が10年以上さいなまれてきたさまざまな苦しみは、発達障害の二次障害であることを知りました。医師による障害告知のショックから立ち

    「子どもが発達障害の診断を受けた。どうしよう!」 不安なあなたへ
    sky-y
    sky-y 2016/03/01
    「発達障害って何?」という方に紹介したい、良質の解説記事。密度のある情報がよくまとまっているので、オススメです。
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