東京都の小池知事は、1日から始まる都議会の所信表明で、豊洲市場の土壌や水質の汚染を環境基準以下に抑える無害化について、都民と約束しながら達成できていない現状を陳謝するとともに、市場の経営面を含めた持続可能性を検討し、責任を持って判断する考えを示すことにしています。 小池知事は1日の所信表明の冒頭、豊洲市場の問題を取り上げることにしています。 この中で、市場移転についてはさまざまな意見があるとしたうえで、「『豊洲に移転すべき』という意見の中には、『きちんと安全を担保して移転すべき』という都民の声が多いことを承知している」と指摘することにしています。 そして、豊洲市場の地下水から環境基準を大幅に上回る有害物質が検出されていることを踏まえ、汚染を環境基準以下に抑える無害化について、860億円をかけた土壌汚染対策を実施し都民や市場業者に約束しながら、達成できていない現状に対し「都知事としておわびす