このたび発生したイスラム国による「人質事件」で様々な番組やCMが放送を自粛された。 たとえば1月23日深夜に放送予定だった『暗殺教室』(フジテレビ)は、「ナイフを振りかざして刺しているシーンがあるから」と自粛。 同じ日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日)では、凛として時雨が歌う「abnormalize」の中の「血だらけの自由が」「諸刃のナイフに彩られた」という歌詞が改変された。 また、サッカーくじ「10億円ビッグ」のテレビCMは、主人公の名前が被害者と同じ「ゴトウ」であることや「締め切り迫る」という事件を連想させるフレーズがあることから放送が中止された。 現実と虚構の区別がついてないのは一体誰なのか。 そんなことを問いたくなってしまうような過剰反応なのは明らかだ。実際のところ、プチ鹿島氏が指摘するとおり自粛を決めた背景は、「情勢に配慮して」というよりも、ごく少数だが、確実