人工知能の権威であるスタンフォード大学のJerry Kaplan教授は、韓国・KAISTの主催で行われた特別講義「人工知能を再考する」(Artificial Intelligence:Think Again)に登壇。人工知能が飛躍的に発展し人間の知能を超える「特異点」(シンギュラリティ=Singularity)がすぐに訪れることはないとし、それら未来学者たちの主張は「誇張された話」だと指摘した。また、人工知能は未来を明るくさせるものであり、恐怖よりも利活用やより良い世界を作ることについて考えるべきだとした。 Kaplan教授はまず、「人工知能は人間ではないので、人間と同じようには考えない」と指摘。機械的(mechanical)な意味で知能を持つが、その能力はあくまで人間のためにあるとした。また人々が「機械が人間の知能を超える時代」や、「学習方法の発展」を懸念しているが、「ロボットには独立し