Tom Long氏は、よいコードを書くため「4つのゴール」と「6つのコード品質の柱」を掲げ、「よいコード」と「悪いコード」を比較することで、「なぜ、このコードはよい/悪いのか」を具体的な事例とともに、1つ1つ解説しています。さらに、「よいコード」が正しく動き、「悪いコード」を発見するための「ユニットテスト」についても2章に渡って解説しています。 本書は、11章で構成されており、大きく3つの部に分かれています。最初の第1部では、コードに対するソフトウェアエンジニアとして考えを形作るための理論的な上位の概念について紹介しています。第2部では、いくつかのテーマに分けて、特定の考え方やテクニックを扱います。最後の第3 部では、効果的でメンテナンスできるユニットテストを作るための原則と実践について解説しています。 なお、監訳を務めた山本大祐氏は、次のようなコメントを寄せています。 コードが動くことに