2014/12/09 に DeNA 社内勉強会にお招きいただいて話した内容です

tl;dr ファイルをそれ単独で単体テストとして実行するボイラープレートを編み出した そのヘルパとして mizchi/test という実装を作った なぜソースコードにテストを書きたいか Rust や Python の doctest ではソースコードにテストを書く方法があります。 ソースコードにテストを書けると、コードとテストの心理的な距離が近くなってテストが書きやすくなる、という肌感があります。(諸説あります) 実装とテストが混ざって汚れるのが嫌という意見も理解できますが、それはありつつ認めた上で、あとでリファクタする前提で最初の一歩をその実装に書けると嬉しい、という気持ちがあります。 現状の Node だととりあえず assert するだけという単純なテストを書くことは可能ですが、構造化する方法がないので、簡単なスクラッチの時ぐらいしか行われません。 // test.js import
この記事は、関数型プログラミングはまず考え方から理解しよう の記事を純粋関数型言語Elmで書き換え、一部の文章について批判的に言及させていただいた記事になります。この記事を書こうと思ったきっかけとしては、今回参考にさせていただきた記事が過去に書かれたものにも関わらず、今に渡っても見られていそうなこと。未だにパラダイムの理解に関する誤解が多く散見されること。改めて純粋関数型言語の実用性・有用性について、見直されるべきだと思い、この記事を執筆させていただきました。 次のステップアップ記事は、[超入門] FizzBuzzで考える関数型プログラミング学習を純粋関数型言語でやる理由です。 はじめに、この記事の主張を結論としてまとめておきます。 対比すべきは、関数型プログラミングとオブジェクト指向プログラミングではなく、関数型プログラミングと手続き型プログラミングである 関数型プログラミングの考えを学
Webアプリケーションサーバーに何か大きな変更をしたいけど、既存のテストだと心許なかったので各エンドポイントにHandlerからのテストを追加することにした。 ただ全部のテストを自分1人で作っていくのはボリューム的に現実的ではなかったので、どうしたらチーム全員が書きやすいテストになるか考えて色々と整備してみた。 テストの書き方がある程度決まっている 期待する結果(want)を全て書かなくても良い テストの前後で必要な処理がわかる 具体例 テストの書き方がある程度決まっている エンドポイントごとにスタイルがバラバラだと都度どう書くか考えなければいけなくなってしまうため、基本的にはリクエストとレスポンスだけテーブルに指定するスタイルが良さそうだと考えた。 簡略化すると以下のような形式。 func TestFoo_Get(t *testing.T) { tests := []struct { n
以下のイベントの投影資料です。 https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2021/proposal/15337 お問い合わせは https://twitter.com/nihonbuson まで。 【発表資料中のURL】 P…
ロジギアジャパン CEO 高橋寿一氏 上流品質を担保するために必要な3つのこと 高橋氏は、講演の冒頭で次の図を紹介した。 「これは、ケイパー・ジョーズという有名な学者さんの図です。データ自体はちょっと古いけど、開発プロセスのカオスな状態を示すのにいいと思っています。皆さんが、よくご存じの通り、開発プロセスの各段階で発生したバグは、その段階のうちに始末する必要があります。でも残念ながら、どこの組織でも、要求仕様のバグが最後のテストフェーズで見つかります。最悪の場合、保守フェーズつまり市場で見つかって、カオスな状態になってしまいます」 各段階のバグは、その段階のうちに始末する必要があるが、要求仕様のバグが最後のテストフェーズで見つかってしまう そして、上流で品質を担保する重要性をいくつかの例を挙げて力説した。たとえば、上流テストを十分におこなってバグを検出したグループと、上流で十分にバグを検出
はじめに Haskellでテスト駆動開発を行う際、純粋な関数は単体テストを書きやすいですが、 返り値がモナドの関数(この記事ではそのような関数をメソッドと呼びます)にたいして単体テストを書くのは簡単ではありません。 今回、メソッドに対して単体テストを書きやすくなるライブラリ methodを作成しました。 methodとは methodでは a1 -> ... -> an -> m b型の関数のことをメソッドと呼びます。 ここでmはモナドです。(->) rモナドを除く大抵のモナドはサポートしていますが、独自のモナドをメソッドにするにはMethod型クラスを実装する必要があります。 モックの作成 methodでは任意のメソッドのモックをDSLで書くことができます。 import Test.Method import RIO (throwString) f,f' :: Int -> String
今週は同僚と毎日長時間ペアプロしていた。 おもしろかったのが、同僚のテストの書き進め方で、一番複雑な正常系のテストをちゃんと書いてから、その複雑なテストをもとに、いろんな条件を削っていって異常系のテストを作っていく、というところ。 僕は逆で、入力が空なら何も起きない、とか、一番簡単な異常系のテストを書いて、そこだけ通るのを確認して、よしよし、と進めていって、メソッド本来の動きは最後に確認して終わる。 変な進め方だな〜(主観)と思って眺めていたけど、たしかに正常系のテストが通っていれば、あとはバリデーションまわりのチェックとか、例外となる場合のチェックをすれば終わりで、異常系のテストがすごい速さで書かれていておもしろかった。 …という話をしたら、チームメンバーたちは正常系のテストから書きはじめるという人が多くて、正しくことを確認してから、1個ずつ前提となる条件を外してみて試す、と聞いて、同値
ソフトウェアテストシンポジウム 2020 新潟 JaSST'20 Niigata 基調講演 2020年9月28日(月) http://www.jasst.jp/symposium/jasst20niigata.html
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 先日以下ツイートをしたら思いの外良い反応もらえたので、より詳細な紹介記事を書いてみました。 これは必見だわ!! TypeScriptの型についての問題集 想定に従って独自のユーティリティ型を作っていく感じの問題がレベル別に提供されてる Playgroundのリンクから手を動かしながらチャレンジできるので凄くやりやすい (自分はeasyの問題でも分からんのあった。頑張ろ😅)https://t.co/tkEFe7VrBQ — Kawamata Ryo (@KawamataRyo) September 3, 2020 type-challe
この記事は、Merpay Tech Openness Month 2020 の6日目の記事です。 メルペイでBackendエンジニアをしている柴田(@yoshiki_shibata)です。この記事では、Go言語のtestingパッケージに用意されている並列化の機能について説明します。 Go言語では、テストコードを作成するためのtestingパッケージが用意されています。一般に開発するソフトウェアの規模が大きくなるに従って、作成されるテストコードの量も多くなり、すべてのテストが終了するまでの時間も長くなっていきます。特に、データベースへアクセスするようなテストでは、データベースへの通信時間がテスト時間の多く占めますので、テストコードを逐次実行するよりは並列実行することで、テスト時間を短縮できます(厳密には用語「並行」ですが、t.Parallel()メソッドの説明なので、この記事では用語「並列
Size / ↑ ↓ Theme Language // Type some code -> console.log "oO08 iIlL1 g9qCGQ ~-+=>"; function updateGutters(cm) { var gutters = cm.display.gutters, __specs = cm.options.gutters; removeChildren(gutters); for (var i = 0; i < specs.length; ++i) { var gutterClass = __specs[i]; var gElt = gutters.appendChild( elt( "div", null, "CodeMirror-gutter " + gutterClass ) ); if (gutterClass == "CodeMirror-line
なんか2週間くらいずっと画面単位のテストを単体テストと呼んで、手動テストをする現場についていろいろ文句がSNSで流れていた。それについて思うことをバカスカ書く。 これは、誰かを批難したいわけでもなく、ただの感想である。言うなれば街の風景をみたときの日記だ。そうだよ。これは日記だよ? 要約 だいたいの話は僕が2,3年前にTwitterで言いまくった単体テスト/結合テストなんて存在しない - Togetterまとめに似ていると思ったけど、僕の狭い観測範囲では生産的な結論を迎えずに文句の固まりで終わって、こう非常にあーあっていう気持ちが残った。 あと、観測結果として 同僚や上司に加えてkyon_mmに「なぜその手法でテストをしたいの?ねぇ?なんで?」って聞かれても答えられるか。が相手を評価する目安だと僕自身が自覚した。 というのが大きかった。 単体テスト まず、最初に思ったのはTwitterで文
表の「手動テストの運用コスト」「自動テストの開発コスト」「自動テストの運用コスト」は各単位時間当たりのコストと実行時間を積み上げていけば、算出できます。 「欠陥コスト」の扱いが問題 表の「テストで間接的に発生するコスト」で○が付いている「欠陥コスト」は「本番環境での欠陥に対する予想対応コスト」なので、発生する欠陥の頻度や重要度によって異なります。自動化された後の運用コストの値は、同一の「規模」「特性」を持ったソフトウェアからのベンチマークで計ることが多いですが、正確な予想値を見積もるのが困難な場合があります。障害の数がどれだけ減るかは、この「欠陥コスト」をはじめ、さまざまな変動要素が絡むためです。このため、簡易的なテストの運用改善に完結したROI試算では「欠陥コスト」は使用しない場合もあります。 また後述しますが、手動テストを自動化する場合、手動テストを行う人員が、別のアプリケーションのテ
DHH の主張って TDD は糞だ TDD によって「テストのしやすさ」が主眼となるため設計がむしろ歪む DCI は糞だ、 Concerns でいいだろ Concerns の結果として超絶巨大なドメインモデルが実行時に作られたところで知ったことではない とかそんな感じで、ある種の複雑さを許容しよう。結果として最適な設計を得られる。というような感じのことが多いと思ってます。 ソフトウェアというのは元来複雑なものです。結局のところ、その複雑さをどのレイヤーで受け入れるかというのが、ソフトウェア開発の本質の一つではないかと思います。 DHH の主張というのは、それを薄く広く受け入れろというようになっている。 一方で TDD や DCI の仕組みって人に何かをアサインする人が全体的な整合性を整えて、あとの人は目の前の問題解決に注力するみたいな形になりがちで、中央集権的と言えると思う。 つまらない話
まだ校正中なのですが、iOSアプリのテスト自動化入門(仮)的な*1タイトルの本を執筆しました。秀和システムさんから3月中旬ごろ発売予定です。 iOSアプリ テスト自動化入門 作者: 長谷川孝二出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2014/03/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 【3/7追記】Amazonさんで予約はじまりましたのでリンク追加しました 昨年Androidテスト部で書いた『Androidアプリテスト技法』は、テスト技法とテスト自動化が半々という構成でしたが、本書はほぼテスト自動化について特化した一冊です。 内容、想定読者 Xcode 5・iOS 7環境*2における、ユニットテストの書きかた、システムテスト〜受け入れテスト向けのツール・フレームワークのほか、ビルドやAdHoc配布の自動化、CI、メトリック(メトリクス)採取など、アプリ開発にまつわ
http://blog.testdouble.com/posts/2014-01-25-the-failures-of-intro-to-tdd.html 1 comment | 0 points | by WazanovaNews ■ comment by Jshiike | 約7時間前 Test Double社がブログで、TDD (テスト駆動型開発) を教える場合のアプローチを提案しています。 TDDについて、同じ用語やツールを使っていても、「モックオブジェクトがありすぎて、ひどい。」「モックオブジェクトがあふれていて素晴らしい!」という異なる見解に至るケースがでてしまっているのは、理想的なゴールに至る道筋を統一したかたちで教えきれてないからだと指摘しています。 TDDの一番の効果はコードのデザインの改善であり、コードのクオリティの担保は、うまくいけば二次的な効果、まかり間違えば幻想
Rebuild.fm#29 聴いてて少し語りたくなってるので書いてみる。 テスト考2014 – Hidden in Plain Sight から発してると認識してるんだけど新年早々テストについて盛り上がってますね! で、個人的な意見を書くまえに、俺はテストどころかコンピュータサイエンスも学んだ事ない人間ですので色々見当違いな事言ってるかもしれないけど、エンジニアのスタートが組み込み系の QA エンジニアなので現場感覚はそれなりにあるつもりです。 で、早速なんだけど上記ブログから引用させてもらうと まぁ、なんにせよ、現在のウェブアプリ開発におけるテストなんて一歩間違えれば「ままごと」みたいなレベルだから、そんなに原理主義的になるのはダサいよねって話です。 id:kennejima に百パー同意で、ぶっちゃけちゃんと QA やった人間からすると境界値テストすらしてないしホワイトボックステストだ
はじめに 最近は、同じ職場で働いている人に対して、『テスト駆動開発入門』の本を貸したり、自分自身でも全く更地のところにユニットテストを書くという作業をやったり、あるいは実装中にもユニットテストを書かないと、コードを書く手が少し滞ってしまうくらいには、テストに依存している自分がいる。 さて、ここ最近で一連のテストの話が各方面から出ていて、それらの議論について興味深く感じる一方で、たとえば自分はそうだけど、「執拗にテストを書いているけれども、これで前に進んでいるんだろうが」という罪悪感みたいなのを抱えている人というのは、それなりにいるんじゃないかと。特にユニットテストを腐らせて、テスト自体を負債にしてしまった人であるなら特に。 ここ最近の、アジャイル開発であったりとか、あるいはプログラマのための本みたいなのを開いたりすると、たいてい「他のことは良いからテスト書け」と載っている一方で、見回してみ
俺は江島氏ともきょん氏とも面識はないですが、お二人ともが俺のことを知ってることを俺も知ってる程度には狭い業界であり。どちらかに肩入れしたいわけではないです。喧嘩したいわけでもないです。普段あまりここでは言及しないですが俺は今の仕事としてはテストを書いたりテストを実施したりする係をしてノリクチをしのいでおり、いわばテストは本業ですので、テストに言及することは今現在の同僚に対して意図しない受け取られ方をする可能性があるので困るので、それもあって普段はここではあまりテストの話はしないわけだが、だからと言って沈黙を破ってテストの話をするのが同僚に対して含みがあるというわけでもないです。とはいえ俺は大学等で真面目にソフトウエア工学の講義を受講したことがなく、経験と勘と昔取った杵柄だけで食ってるので、そういう意味では若干の後ろめたい気持ちもある。 俺が現職に転職してきて一番びっくりしたのはなんといって
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