発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第511回目は『Nightmarchers』を紹介する。 ポストアポカリプス・ハワイアンシューター 『Nightmarchers』は実物大のオアフ島を舞台とした、三人称視点のオープンワールド・アクションRPGである。本作の世界では50年前、「偉大なる落雷」と呼ばれる大災害によりオアフ島の人口が激減。島全体が廃墟と化した。生存者たちは外界から隔離されたまま、半世紀にわたり避難生活を続けている。これだけでも十分な苦難なのだが、恐るべきことに「偉大なる落雷」は、ハワイ神話に登場する半神半人「カマプアア」を現世に召喚してしまう。暴虐なる豚神「カマプアア」は、荒れ果てた大地を統治すべく、狂信者たちを引き連れてオアフ島に降臨。住民たちの命を次々と狩り取っていく。 主人公カイ(K