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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH (3)

  • 2006年度日本映画産業統計を読む - TRiCK FiSH blog.

    先日、昨年の映画産業データが日映画製作者連盟(映連)から発表された。今日はその数値を見て読み解いていく。http://www.eiren.org/toukei/index.html 題に入る前に言い訳をしておくが、僕はここで触れる映画をすべては観ていない。印象論も多い。また、各作品への言及も総合的な分析にはなっていない。各作品に対して細かく述べると、きりがないからだ。 そして、全般的に厳しい眼差しを向けている。これはべつに映画業界に恨みがあるとかではなく、ジャーナリスティックな立場(そう名乗ったことはないが)で苦言を呈しているだけである。いわばセルジオ越後的な「あえて批判」である。この文章を読むなかには、もしかしたらここに名前が出てくるひとや関係者もいるかもしれない。その方々には、このような立場の違いを承知していただいて、寛容に受け止めていただきたい。 以上を踏まえ、たしょう筆が滑って

  • TVドラマにいま望まれていること - TRiCK FiSH blog.

    TVドラマ化された『のだめカンタービレ』(フジテレビ)が好調のようだ。視聴率は今クールのなかでトップらしい。その大きな理由は、マンガ原作のイメージを損なわない主人公・のだめを演ずる上野樹里によるところが大きい。彼女はこれまで『スウィングガールズ』『亀は意外と速く泳ぐ』『サマータイムマシン・ブルース』と、コメディ映画でのお芝居には目を見張るものがあり、この結果はそれほど意外なものではない*1。意図的かどうかはさておき、完全にキャスティングの勝利であると言えるだろう。 だが、『のだめカンタービレ』は一度TBSでのドラマ化に失敗しているという報道がなされている。この話の真偽は不明だが、ドラマではキャスティングが大きな影響力を持っているというのは間違いない。 よく知られているように、ドラマは放映の半年から一年前にキャスティングを決定する。この時点でどのような物語にするかは決まっていない。だから正確

  • 時代で読み解くテレビゲーム学・第四回(最終回):「記号化された身体」にプレイヤーは何を見る? - TRiCK FiSH blog.

    ■[another view][TVゲーム]時代で読み解くテレビゲーム学・第四回(最終回):「記号化された身体」にプレイヤーは何を見る? ※以下は5年前、2001年に『WebSPA!』(扶桑社)で発表した文章の採録です。 第四回(最終回):「記号化された身体」にプレイヤーは何を見る? 文/松谷創一郎、初出『WebSPA!』2001年11月14日号 テレビゲームにおけるリアルとは何か? ──最終回ですね。今回はソフトを具体的に絞ってるわけじゃないんですよね? はい。今回は「リアル」ということについて、「代理主体」という僕の独自の概念を中心に、時代を追って考えてみたいと思います。 ──「代理主体」の話は、1回目でも出ましたね。 これは、ゲームを語る際に欠かせないファクターです。繰り返しになりますが、TVゲームの表現特性とは、「インタラクション(=TVゲーム性)」です。コントローラという入力デ

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