98&99年有馬記念などG1・4勝のグラスワンダー死す 30歳 産駒にスクリーンヒーロー 孫にモーリス 尾形充元調教師「グラスワンダーで私は男になれた。ありがとう」 1998、99年の有馬記念連覇、99年宝塚記念を制したグラスワンダーが8日、死んだことが明らかになった。ビッグレッドファームのホームページが同日、発表した。30歳だった。7日夕方から容体が悪くなり、8日夕方にこの世を去った。高齢に伴う体力の低下から多臓器不全を発症したものと診断されている。 同馬は97年デビュー。無傷4連勝で朝日杯3歳S(現・朝日杯FS)を勝利し、G1初制覇を達成。翌98年の毎日王冠では1歳上のサイレンススズカ、同世代のエルコンドルパサーとの3強対決で5着と初黒星を喫した。アルゼンチン共和国杯6着から臨んだ有馬記念では古馬を撃破し、グランプリ初制覇を達成。99年には同期のライバルであるスペシャルウイークとの激闘