数年前から、Google社はかなり頑固にハードウェア仮想化は不要だとしてきた。 すべての始まりは、2007年に開催されたUsenixカンファレンスにおけるGoogle社のエンジニア、Luiz AndréBarroso氏の発言だった。 同氏は「われわれが仮想化を使わなければならなくなったら非常に悲しいことだと思う。絶対に使わないとは言い切れないが、今は使わない」と述べた。 2009年4月には、クラウドコンピューティングを実現する唯一の現実的な手段が仮想化だというVMware社最高経営責任者(CEO)のPaul Maritz氏の考えに対し、Google社は(間接的ながら)反論までしているのだ。 しかし、どうやら現在は同検索大手で何か変化があったようだ。 KVM Forum 2010が先ごろ閉幕し、講演のスライドショーデータがネットで見られるようになった。これらにはKVMプロジェクトやそのロード