「今回ばかりは止められないかもしれない」新型コロナウイルスの感染拡大に強い危機感を抱いていた京都大学の西浦博教授(感染症疫学)がツイッターでつぶやいたのは、今から1カ月ほど前の7月6日だ。当時の東京都の新規感染者数は1日平均約600人だった。8月8日には1日平均4千人を超えながら減少の兆しが見えない現実に直面している。専門家はどのように迫り来るリスクを評価し、政治家や国民に伝えるのか。昨春に
「今回ばかりは止められないかもしれない」新型コロナウイルスの感染拡大に強い危機感を抱いていた京都大学の西浦博教授(感染症疫学)がツイッターでつぶやいたのは、今から1カ月ほど前の7月6日だ。当時の東京都の新規感染者数は1日平均約600人だった。8月8日には1日平均4千人を超えながら減少の兆しが見えない現実に直面している。専門家はどのように迫り来るリスクを評価し、政治家や国民に伝えるのか。昨春に
新型コロナウイルスの感染拡大に臨んで、多くの国が依然として国境を閉ざしている。この措置に効果はあるだろうか。変異株がいったん感染し始めれば、水際対策の意味は薄い。ワクチンをめぐる政策は論理よりも政治の事情が優先される。今こそ国境を開く時ではないか。 20世紀の半ばは、一握りの恵まれた人たちにとって、飛行機旅行の黄金時代だった。機内は広々として余裕があったし、客室乗務員はきめ細やかなサービスを提供してくれた。当時、外国旅行はぜいたくな娯楽。一般大衆が旅行を楽しむ「マスツーリズム」は、言葉も概念も存在しなかった。こんな話を聞いたことがあるだろうか。 新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、外国旅行は再び幸運な少数の人だけに許される特権となった。パンデミック(世界的な大流行)が起こる前と比べて、海外旅行者の数は85%減少した。世界中にある国境の3分の1近くは今も閉鎖されたままだ。それ以外の国境
★記事をアップデートしています(2022年1月22日):『新型コロナを5類感染症にすべきか? オミクロン株で高まる「5類」論』(URL:https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20220122-00278274) 「5類感染症」論現在、新型コロナを季節性インフルエンザ並みの5類感染症にダウングレードすることが検討されています。これは、保健所・行政や入院病床の負担から生まれた議論であって、決して新型コロナが季節性インフルエンザ並みに軽症だというわけではありません。 このテーマ、専門家の間でもかなり意見が分かれています。今すぐにでも5類感染症へという意見は「ウィズコロナ」、まだ早計だという意見は「感染の抑制・収束」を想定しているためです。 「感染症法」では、症状の重症度や病原微生物の感染力などから、感染症を「1類~5類感染症」の5段階と「新型インフ
ZDNetの武田一城氏の記事によれば、日本国内と欧米でIT業界の考え方に差がありすぎ、その状況が30年間続いたことによって、日本企業のビジネスはスピードや利便性、革新性に劣り、衰退につながったのではないかと指摘している。例えば企業がクラウドサービスを利用しようとした場合、主に以下のような違いがあるというという(ZDNet)。 要件の定義や仕様を決めるのは本来利用者であるユーザー企業側。日本では要件定義、仕様確定をSIerと老舗IT企業間の忖度などによって成り立たせているITベンダー側が契約書に記載のない部分まで作業を行う商習慣は海外事業者からは理解されない国内ITエンジニアは80%が富士通、NEC、NTTデータなどの大手ITベンダーに所属しているのに対して、海外ではユ―ザー企業側に所属しているその結果、国内ユーザー企業はITが企業本業になりにくいなどが上げられている。 あるAnonymou
硬く透明なガラスは食器や家具、窓ガラスなどさまざまな用途に使われていますが、原子の構造上ひび割れや傷ができやすい素材です。ところが中国の研究チームが、ガラスの原子構造を採用しながらもダイヤモンドを傷つけられるほどの硬さを持つ、炭素ベースの新たな素材を開発しました。 Discovery of carbon-based strongest and hardest amorphous material | National Science Review | Oxford Academic https://academic.oup.com/nsr/advance-article/doi/10.1093/nsr/nwab140/6342164 Chinese scientists develop glass as hard as a diamond | South China Morning Pos
近年、右肩上がりの好調が続く漫画業界。漫画の制作現場にも注目が集まり、漫画家だけでなく編集者への関心も高まってきた。メディアでも編集者に関する記事を目にする機会が増え、ライブドアニュースでもこうした記事を掲載しては、大きな反響を集めている。 では、編集者は、何を考えて仕事をしているのか? 漫画家は、編集者に何を求めているのか? 「担当とわたし」特集は、さまざまな漫画家と担当編集者の対談によって、お互いの考え方や関係性を掘り下げるインタビュー企画。そこで見えてきたのは、面白い漫画の作り方は漫画家と編集者の関係性の数だけ存在し、正解も不正解もないということだ。 第6回は、2008年から始まった『乙嫁語り』の作者・森 薫と、担当編集の大場 渉が登場。森といえばメイドへの熱烈な愛と、あまりにも細かい描き込みや画力の高さで知られる作家だが、大場とは商業誌デビューから20年近くタッグを組んでいる。 2
小惑星ベンヌ。ベンヌが今後300年以内に地球に衝突する可能性は依然として低いものの、米航空宇宙局(NASA)の科学者たちは、その確率がこれまで考えられていたよりもわずかに高いことを明らかにした。(VISUALIZATION BY KEL ELKINS, NASA GODDARD SPACE FLIGHT CENTER) コマのような形をした岩だらけの小惑星ベンヌは、何億年もの間、ほぼひとりぼっちで太陽の周りを回ってきた。直径約500mのベンヌが地球に差し迫った脅威を与えることはない。だが数百年後には、地球に衝突する可能性がわずかにある。 8月10日付けで学術誌「Icarus」に掲載された論文で、科学者たちはまず米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「オシリス・レックス」のデータを用いてベンヌの軌道を正確に計算した。さらに、現在から西暦2300年までについて、地球に衝突する危険性を分析した結
アフガニスタンの地元テレビ「トロ」は16日午後、首都カブールを占拠して権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンのアミール・カーン・ムタキ幹部が、カルザイ元大統領ら国内の有力者とカブールで会談したと伝えた。権力の移行の手順などについて議論したとみられる。 ムタキ幹部は、1996年から2001年まで続いたタリバン政権で、情報文化相を務めた重鎮。今後、国内の有力者との意見調整の窓口を務めるものとみられている。 また、同テレビは17日、タリバン幹部の話として、タリバン執行部が新政権の呼称や行政機関の構造などについて議論しており、近く発表する準備を進めていると報じた。 タリバンは、これまで声明などで「権力を独占するつもりはない」と公言してきた。しかし、国際社会は武力で政権を崩壊させたタリバンが、権力を一手に握るのではないかとの懸念を強めている。タリバンとしては、カルザイ元大統領など国内の有力者から意見
松田 『風の谷のナウシカ』(84)でアスベル役を演じたからオファーされたとは思います。ただ、当時の段階で『風の谷のナウシカ』から10年以上が経過していたので、僕の声がふさわしいかどうか確認するためにひとまず声を録音して絵に当てて確認をしたいと。それでスタジオに行って録音をする作業があったようなんです。 でも、確認してダメだったという可能性もありえたわけですよね。そこで事務所は、僕に気を使ったのか「宮崎駿監督の新作のオーディションがある」と伝えていました。それを素直に捉え、僕もキャストのひとりとしてのオーディションという認識で臨んだんですよ。 ――アシタカが主人公であることも知らなかった。 松田 知らなかったし、考えてもいなかったです。他に受けている人が見当たらなかったけど、ひとりずつ時間をずらしてオーディションしているのかなと思ったくらいで。アシタカという少年のキャラクターや主人公であるこ
愛媛県立長浜高等学校水族館部がクラゲ予防クリームを企業と共同開発! 高校生たちの研究から、海にもクラゲにもやさしいクラゲ予防クリームが商品化されました。そしてこの夏、日焼け止め機能を追加した新商品『JELLYS GUARD SUN SCREEN』をラインナップに追加! 2021.08.16 “駆除ではなく危険を緩和して海洋生物との共存を目指す”。そんな生き物にも環境にもやさしいクラゲ予防UVクリーム『JELLYS GUARD SUN SCREEN』が2021年4月に発売されました。 これは海と日本プロジェクト推進パートナーの愛媛県立長浜高等学校の研究を発端に、静岡県の株式会社エイビイエスとの共同開発によって発売したものです。 発端となったのは、それまで多くの研究者が長年解明できなかった世界的大発見となる研究でした。 今回は、その長浜高校水族館部の顧問である重松洋先生と、研究班メンバー1年生
新型コロナウイルス感染症の重症患者に3種類の既存薬を同時投与し、死亡率が2%と従来の10分の1程度にまで減少したとする研究結果を、日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)のチームがまとめ、呼吸器専門誌(電子版)に発表した。入院期間も約6日短縮され、逼迫(ひっぱく)しやすい病床状況の改善にも役立つ可能性があるという。 投与したのは、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、免疫調整薬「バリシチニブ」。チームは、複数の薬を投与すると治療成績が向上したとする海外の報告に着目。ウイルスに感染する仕組みや薬の役割を踏まえ、治療成績が高まる候補としてこの3剤を選んだ。病院内の倫理委員会での承認と患者の同意を得て、昨年12月から2カ月間、人工呼吸器などが必要な重症患者44人(平均61歳)に、レムデシビルを…
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