「贖罪しなければならない」日本 岸田文雄首相が支持率低下に悩まされている。9月27日、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の国葬を執り行い、10月3日から臨時国会が始まるが、いずれも世界平和統一家庭連合(旧世界基督教統一神霊協会=統一教会)との関係が“火種”となっており、政権攻撃が止む気配はない。 自民党政治家は安倍氏を含め「統一教会との距離感」が問題とされている。メディアは、選挙支援を受けたかどうか、友好団体の集会などへの出席の有無、祝電や『世界日報』など関連媒体への掲載まで細かくチェックしている。まさに「統一教会狩り」だ。 こうした状況にかつて教団中枢にいた元幹部は、次のように違和感を口にする。 「統一教会が信者の資産を収奪するカルト教団であるのは間違いありません。ただ、それは教団のためでなく文鮮明教祖とファミリーの資産欲、名誉欲を満たし、合わせて韓日米の国家権力から我が身を守るためです。そうし