ギリシアでは国会が過半数を取る政党もなければ、さまざまなパターンでの連立も組めない、という事態になり、6月に再選挙がおこなわれる方向に思える。 そうなれば、ギリシアの破綻ということになり、その結果がリーマンショックみたいになるのだろう。それと、当のギリシア人に、またも手厳しい結果になるだろう。 直接民主主義の都市国家の末裔が代議士選びじゃ、うまくいかないのかもしれない。 そして、その壊滅直前の国の主要産業である海運業だが、ギリシアには大オーナーが多数いるわけだ。なにしろ無税。 そのギリシア人オーナーたちが、今、行っていることと言えば・・・ 中古船の買い漁りである。 世界中の中古船を買い集めてしまうのでないかと、やや不安がある。 どうして、そんなことになっているのかと言うと、どうもギリシア人オーナーが、国内銀行に残してあるユーロ預金を取り崩して、資金から資産にシフトしているからだそうだ。 要