ビタミンCのサプリメントを毎日取ることは、定期的な運動と同じくらい心血管に効果があると報告されている。 太り過ぎや肥満の大人で検証 米国コロラド大学のケイトリン・ドウ氏が、生理学系の学会である第14回国際エンドセリン学会において2015年9月に報告。米国生理学会が紹介している。 研究グループは、太り過ぎや肥満の大人の血管では、小血管を収縮させるタンパク質である「エンドセリン1」と呼ばれるホルモンの一種の働きが高まっていると説明する。 エンドセリン1の働きが高いため、血管はより収縮しやすくなる。血流がうまく確保できなくなるので、心臓病のリスクを高める状況になる。運動はエンドセリン1の活性を抑えるので、運動には意味がある。 研究グループは、運動を続けるのが難しいときに、血管機能を高める役割としてビタミンCの効果に注目。エンドセリン1の働きを下げるか調べている。 血管の収縮を減らす ビタミ