林 英樹 日経ビジネス記者 大阪生まれ。神戸大学法学部卒業後、全国紙の社会部記者として京都・大阪で事件を取材。2009年末に日本経済新聞社に入り、経済部で中央省庁担当、企業報道部でメディア・ネット、素材・化学業界などを担当。14年3月から日経BP社(日経ビジネス編集部)に出向し、製造業全般を取材している。 この著者の記事を見る
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IRORIO(イロリオ) – 海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議
9月7日、粉飾決算問題の渦中にある東芝が4カ月遅れでようやく発表に漕ぎ着けた2015年3月期決算。同日の夕刊各紙は1面トップで「東芝、利益減額2248億円」(日本経済新聞)、「東芝、不正会計2248億円」(朝日新聞)などと過去7年間の利益水増しの総額を見出しに取っていた。だが、重電業界担当のアナリストたちの注目の的は、同社の電力・社会インフラ部門、中でも原子力発電事業での損失計上の有無だった。案の定、米テキサス州で手がけていた原発建設プロジェクトで同社は新たに410億円の減損を余儀なくされた。4年前の東京電力福島第1原発事故をきっかけにパートナーの企業が相次ぎ撤退し、事実上頓挫したにもかかわらず、「誰も諦めたわけではない」と東芝幹部が強弁を続けてきた、いわくつきの案件である。
突然といっていいだろう。9月11日、内閣官房・内閣情報調査室(内調)は、情報収集衛星(IGS)で撮影した、鬼怒川の水害の情況の画像を公開した。公表された画像は2枚。デジタル処理で解像度を落としてあるが、IGSで取得した画像が公開されたのは、これが初めてである。 画像公開の背景には、内調が、現在衛星4機体制のIGSを8機体制に倍増させ、さらに衛星間通信を行うデータ中継衛星を新たに保有する意志を示していることがある。 ところが、同じ11日、グーグルは、災害関連情報を集約して表示するサイト「Googleクライシスレスポンス」で、水害地域の詳細衛星画像を公開した。米民間地球観測会社の衛星が取得した画像は、デジタル処理で劣化させたIGS画像より鮮明。かつグーグルマップの上に重ねて表示され、拡大縮小も自由自在。利用者の利便性は衛星情報センターの2枚の画像を圧倒的に上回っていた。虎の子の画像を公開するこ
慶応義塾大学の岸由二名誉教授には、ちょうど1年前に日経ビジネスオンラインで、広島県安佐南区でおきた線状降雨帯による豪雨と、それに伴って起きた土石流災害の解説をしていただいた(記事はこちら)。 当時、広島の水害報道の多くは「豪雨による崖崩れであり、地質が原因」というスタンスだった。しかし岸さんは「地質ではなく、地形の問題」と指摘、狭い範囲の流域の上にずっと雨が降り続いた結果、土石流が川のように流れ出し、流路である扇状地につくられた住宅地を襲った「小流域災害」である、と分析した。 岸さんによれば、日本の土地はほとんどどこかの河川の流域に属しているという。ということは、「一定以上の雨量を受ければ、どんな土地でも、こうした流域水害が発生する」ことを意味する。 今回の鬼怒川の氾濫は、どう受け止めるべきなのだろうか。 (聞き手は柳瀬博一)
昨年、C型肝炎の特効薬「ハーボニー(Harvoni)」が米国で承認された。日本でも今年承認された薬だ。 1日1錠で9割以上の人が完治するという優れた薬だ。ところがこの薬、米国では1錠10万円以上、日本では8万円となる。 このたび米国で治療の現状調査が行われ、価格が原因で、思ったように治療が行えないという現状が明らかになった。 インターフェロン治療はつらかった 米国エール大学医学部を中心とした研究グループが、オンライン科学誌プロスワン(PLoS ONE)誌で2015年8月27日に報告した。 「C型肝炎」はC型肝炎ウイルス(HCV)の感染で起こる肝臓の病気。放っておくと慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行する場合がある。肝がんの原因の約8割は、C型肝炎となっている。 HCVは、血液を介して感染するが、ほぼ半数の感染者の感染源は不明となっている。 つい最近まで、C型肝炎の治療は主に、「インタ
「こんなに賢い牛がいるなんて信じられる?」(動画) 牛小屋でエサの時間に、食べられない位置にいる右の牛。 ところが知恵を使って、エサにありつくことができました。 どんな方法を使ったのか映像をご覧ください。 Amazing Smart Cows Compilation 2015 - YouTube これは賢い! 他の牛たちの開閉器具を動かして、自分はどんどん左のほうに移動。 最後はたっぷりエサにありつけることが出来ました。 関連記事スペインの「牛追い祭り」が「玉追い祭り」になった…動物虐待との批判を受け、牛から大玉に変更子牛で闘牛したら余裕で勝利!…と思ったら予想外の展開に(動画)「え?今時の牛ってこんな風に洗ってるの!?」…うらやましくなる1枚「牛のジャンプ力をなめてはいけない!」犬もたまげる瞬間を見よ「牛が…空を飛んでる!」アルプスで人々を魅了した光景「こんなかわいい頭突きは見たことない
「軽減税率の財務省案」をじっくり読んでみたところ、なかなか衝撃的な内容だった。消費税率が2017年4月に10%になるのに合わせ、食料品に軽減税率が導入される。2016年から希望者に無償で交付される「個人番号カード」を店頭のリーダーにかざすことで、所得に応じた還付が受けられる、というものだ。 Twitterなどの意見を見る限り、この還付金制度への世間の評判は、すこぶる悪い。 「還付手続きの手間を考えると、年間4000円戻るだけでは割が合わない」 「全ての国民の買い物履歴を国が収集する気か」 「システムやカードリーダーの整備に多額の費用がかかるのでは」 一部の報道機関は、財務省案で必要な情報システムの整備やカードリーダーの購入補助に3000億円がかかると報じ、「新国立競技場を1600億円で作る中、3000億円もかけるなんて」などと話題になった(財務省はこの数字を否定している)。実際には最大数百
By Bill Dickinson ランニングをしていると、走っている途中に気分が高揚してくる「ランナーズハイ」になることがありますが、走ることで多幸感が得られるという生理作用がなぜ起こるのか、科学者が明らかにしました。 Leptin Suppresses the Rewarding Effects of Running via STAT3 Signaling in Dopamine Neurons: Cell Metabolism http://www.cell.com/cell-metabolism/abstract/S1550-4131(15)00394-0 「レプチン」は脂肪細胞で作り出される物質で、体内のエネルギー貯蔵の管理にかかわる働きを持っており、食べ過ぎて不要なエネルギーが体内に摂取されると、レプチンが分泌され食欲を抑制、同時に筋肉などのエネルギー消費を増大させるなどして、
りえ @rie94929yu グッディでジャニーズの結婚について特集されてたけど結婚したいって人が出てきたら、結婚したらこれだけのファンが減ってグッズの売上もこれだけ減るっていうデータを見せられ、それでも結婚しますか?って聞かれ、思い止まる人もいると。経営上のロスを見せられるとわな…。 ぽっきー @kadobakidon グッディで荒木田さんが「(タレントが結婚願望を申し出た時)結婚するとこの位ファンが減りますよ、グッズの売り上げが減りますよというデータを見せるんですって。それでも結婚しますか?と。する人もいれば臆してしまう人もいる」「適齢期は収入が減らない位のバランスが取れた時ですかね」と。
不謹慎を承知で少し言わせてもらう。 テロがなくならない本当の理由は、世界を変えるためには選挙に行くよりもテロをしたほうが効率的だからである。 しかしながら、テロなどしたってそうそう世界は変わるわけはなく、選挙に行くより少しマシという程度なわけだが、これは厳然とした事実だ。 私の印象だと、選挙制度というものは民意を抽出する手段として不十分だ。 手段と目的が逆転しているように思う。 選挙とは、民意を抽出する手段の一つにすぎないはずなのに、選挙であることに拘り過ぎてる。 例えばだ、あなたは会社の新サービスの評判を知りたいとする。 そんな時に、国民全員にアンケートをするなんて、無謀だと思わないか? 10000人もアンケートを取れば十分だと思う。 母平均なんて標本平均から推定すれば十分じゃないか。 それで、街角でとっつかまえて即答してもらう。 投票所に来てもらうとなると、強烈にそのサービスに好意的な
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した合同世論調査によると、国会周辺など各地で行われている安全保障関連法案に反対する集会に参加した経験がある人は3.4%にとどまった。共産、社民、民主、生活各党など廃案を訴える政党の支持者が7割を超えた。最近注目を集める反対集会だが、今回の調査からは、「一般市民による」というよりも「特定政党の支持層による」集会という実像が浮かび上がる。 集会への参加経験者の41.1%は共産支持者で、14.7%が社民、11.7%が民主、5.8%が生活支持層で、参加者の73.5%が4党の支持層だった。 集会に参加したことがない人は96.6%で、このうち今後参加したい人は18.3%、参加したいと思わない人は79.3%だった。
(CNN) 米ジョージタウン大学などの研究チームがこのほど、アルツハイマー病患者を対象とした臨床試験で、抗酸化物質のレスベラトロールを凝縮した実験薬について、病状の進行を遅らせる可能性を示す結果が出たとの論文を学会誌に発表した。レスベラトロールはブドウやチョコレート、赤ワインなどに含まれることで知られる。同物質を凝縮した実験薬がアルツハイマー患者に用いられるのは初めて。 今回の臨床試験は、高濃度のレスベラトロールを凝縮した実験薬の安全性と効果を検証する目的で全米21の医療機関の研究者が実施。アルツハイマー病の患者119人に、赤ワインのボトル1000本分に匹敵する量のレスベラトロールを含む実験薬と、偽薬を服用してもらった。 その結果、1年間にわたって実験薬を1日4錠服用した患者は、偽薬を服用した患者に比べて、髄液に含まれるアミロイドベータタンパク質の値が高くなることが分かった。 アルツハイマ
森田さんはここのところ、かなり悲観的な予測に基づいた提言をされています。 森田:国立社会保障・人口問題研究所は、客観的な事実から将来をどう読み取れるかについて分析しています。一般的な成長率の予測などに関して言うと、非常に楽観的な予測で語られることが多いですね。暗い将来は考えたくないというお気持ちでそうなるのだと思うんです。 ですので将来をあくまで楽観的に見るんですが、これが、必ずしも現実に即した議論をしていないと思うわけです。 私が言い始めて最近はほかの人も使っていますが、政策が「エビデンスベースド(evidence-based、客観的根拠に基づく)」ではなくて「願望投影型」になっているということなのです。 願望投影型の政策がもたらす国難 願望投影型? 森田:こうありたいという形から逆算していくやり方です。例えば、財政赤字を減らしてプライマリーバランスを黒字化するのを2020年に実現しよう
「どうせ頭が悪いから詐欺に引っかかったんだろう。自己責任だ」「老人はお金をたんまりと蓄えているのだから、多少はいいんじゃない」 高齢者を狙い撃ちする「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」。社会問題としてクローズアップされる反面、被害者に対する世間の目は厳しいのが現実だ。特に、若い世代には「自業自得」だと突き放した意見を持っている者が少なくない。 自分たちが将来受け取るであろう年金は、今の高齢者の受給水準から大幅に下がることは確実だ。そんな世代間格差に対する詮方ない不満が、高齢世代への冷ややかな攻撃性の根底にあるのだろう。そうした世相が影響しているからか、近年、オレオレ詐欺の被害者が親族からの冷たい目に晒され、羞恥心や生活困窮から自殺するケースすら起きている。 オレオレ詐欺を含む特殊詐欺の被害件数は、昨年だけで過去最悪となる559億円に上った。だが、数字の裏に隠れた「実態」に目を向けて欲しい。記者
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