世界中の科学者の間で地球温暖化による「氷河の融解」が懸念されている。寒冷地域の氷が溶けて地球の海面が上昇すると、沿岸部の水没・生態系への悪影響・養殖業の衰退など様々な問題が発生しかねない。 しかも最近になって、南極氷床の融解が地球上の重力分布をも変化させていることが判明し、関係者の間で警戒が強まっている。 南極にはおよそ2700万平方キロメートルという圧倒的な量の氷が存在している。一昔前の人工衛星の観測データでは「南極の氷は溶けるどころか逆に増えている」という意外な結果が示され、南極の氷河が温暖化の影響で融解することはありえないと考えられていた。 しかしここ数年の観測結果から、やはり南極でも氷床の融解が進行しつつあることが判明。欧州宇宙機関が打ち上げた人工衛星・GOCE(ゴーチェ)から送られてきたデータを分析したところ、2009~2012年にかけての急激な西南極氷床の融解が南極周辺の重力低
![温暖化ヤバイ!南極氷床の融解により地球上の重力場が激変していることが判明](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/190a0335d4d0e8fe9835fd794a56b216ba5d767f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fyukawanet.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F08%2Fcd0db990-s.jpg)