9日開催された川口市議会本会議の一般質問で自民党会派の市議が「市内の犬の登録数が2万6千頭で、外国人の数は2万7千人と、もう既に外国人の方が多くなっています」と発言、民主系の新風会や公明などほかの会派の市議から「不適切ではないか」と批判する声が上がった。これを受け稲川和成議長は11日午後、非公式の会派代表者会議を開き、全会派の意見が「不適切で削除すべきだ」と一致したため、問題箇所の議事録からの削除を決めた。 稲川議長によると、市議は発言のあった9日の議会散会後、議長に「誤解を招く発言だった。申し訳なく、発言を取り消したい。議長に一任したい」と申し入れた。発言の問題箇所を議事録、録画ビデオなどから削除するという。 稲川議長は埼玉新聞の取材に「外国人を差別する発言と受け取られかねない。浦和レッズのサポーターがジャパニーズオンリーの垂れ幕を出したのと同等のものであると思う。議会は公平、公正で