ノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所の梶田隆章さんが、埼玉県内の母校の高校で講演し、「よき仲間との出会いによって受賞につながった。そうした出会いのために日ごろから心の準備をしてほしい」と後輩たちに呼びかけました。 梶田さんは、学生時代の思い出を語ったあと、物質のもとになる最も基本的な粒子の1つ「ニュートリノ」に質量があることを証明した研究について、写真などを使って伝えました。 そのうえで「よき恩師と仲間との出会いがニュートリノの質量の発見につながった。人生を変えるかもしれない出会いのために、目と心を開き日ごろから準備してほしい」と呼びかけました。 このあと展示されている研究発表を見て回り、より正確な実験結果の導き方をアドバイスしていました。梶田さんは「高校生にしてはレベルの高い研究で、これからが楽しみです」と話していました。 研究を披露した2年生の男子生徒は「的確なアドバイスをい